「久保は怪物だ」 日本代表MFの上々デビューにレアル贔屓紙脱帽「彼の居場所が…」
ドイツ王者バイエルンとの一戦でレアルデビュー 45分間のプレーで自慢の技術を披露
日本代表MF久保建英は、現地時間20日に行われたインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)初戦のバイエルン戦(1-3)で後半から出場し、レアル・マドリードでのデビューを飾った。データ分析会社「オプタ」調べでは、ドリブル成功数(3)とデュエル勝利数(7)で両チーム最多タイを記録するなど、上々のデビューとなったが、贔屓紙は「久保は怪物だ」と絶賛している。
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レアルは前半15分、バイエルンのフランス代表MFキングスレイ・コマンに右サイドを崩され、フランス代表MFコランタン・トリッソに先制点を献上した。劣勢のレアルは後半から11人を総入れ替えし、新戦力のMFロドリゴやフランス代表DFフェルランド・メンディらを投入。「背番号26」を背負った久保もその1人としてピッチに立ち、“白い巨人”でのデビューを飾った。
久保は後半のキックオフ早々、ハーフウェーライン付近からの縦パスを受けると、相手2人に囲まれるも巧みなタッチで局面を打開し、すぐさま観客の目を引き付けた。さらに後半17分には、敵陣中央でボールを受けた久保がスルーパスを送り、ブラジル人FWヴィニシウス・ジュニオールのチャンスを演出。何度もボールに触るなど上々のデビューを飾った。
レアルの贔屓紙としても知られるスペイン紙「マルカ」は、一面の見出しで「クボは怪物だ」と言及。「バイエルン戦の内容は、彼の居場所がセグンダB(3部相当)であるべきかどうか、マドリードに考えさせる」と伝えた。
久保は新シーズン、スペイン3部相当のセグンダBに所属するレアルB(カスティージャ)からのスタートとされているが、外国籍選手枠の関係上、フベニールA(U-19)登録となり、カスティージャとトップチームでの出場に障壁がなくなっている。レアルデビュー戦で自慢のテクニックを存分に発揮し、現地紙も3部でのプレーでは“もったいない”という見解を示していた。