ボローニャ幹部、新加入の日本代表DF冨安に期待 「我々を驚かせてくれると確信」
元日本代表MF中田氏以来となる日本人選手にサバティーニTDも大きな期待を寄せる
日本代表DF冨安健洋は、今夏にベルギー1部シント=トロイデンからイタリア1部ボローニャへ完全移籍した。契約期間は5年、ボローニャとしては元日本代表MF中田英寿氏以来、15年ぶりとなる日本人選手の加入となったが、クラブのテクニカル・ディレクター(TD)を務めるヴァルテル・サバティーニ氏は、「トミヤスは我々を驚かせてくれると確信している」と大きな期待を寄せている。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じた。
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アビスパ福岡の下部組織出身の冨安は、高校2年生の2015年にトップチームデビュー。翌年にはトップ昇格を果たしてプロ入りすると、2018年1月にはシント=トロイデンへ海外挑戦を決断した。2年目の18-19シーズンはレギュラーの座をつかみ、公式戦40試合に出場。日本代表にも定着し、いまや主力の1人になりつつある男は、“守備の国”イタリアへのステップアップ移籍を果たした。
一方、ボローニャは現地時間13日にシニシャ・ミハイロビッチ監督が急性白血病であることを涙ながらに公表したが、ヴァルテル・サバティーニTDは「ガゼッタ・デロ・スポルト」紙のインタビューで、指揮官について「シニサと世界に挑戦したかった。少しブレーキをかけよう。でも、彼は乗り越えられる」とメッセージを送るとともに、新戦力の冨安にも言及している。
「トミヤスは我々を驚かしてくれると確信している」
冨安は16日からボローニャのトレーニングに合流。初日にはクラブハウスで選手やスタッフ陣に挨拶して回ると、練習場では笑顔でファンサービス。また、チーム全員が揃ったなかで紹介されると手拍子が発生し、それに合わせてコミカルなダンスを披露するなど注目を集めている。1900年代にセリエA優勝7回、コッパ・イタリア優勝2回を誇る古豪からの期待も大きいようだ。