川崎MF田中碧、“頂点”を見据えチェルシー戦へ 「真正面から全力でぶつかっていく」

「やるからには勝ちたいですし、負ける気はさらさらない」

 頂点を見つめる田中は、19日のチェルシー戦も自身の力を推し量る良い機会と捉えている。

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「やるからには勝ちたいですし、負ける気はさらさらない。彼らに対してどれだけ戦えるか楽しみです。特に、中盤の選手は世界のトップレベルで、ワールドカップで優勝している選手など素晴らしい選手がたくさんいる。彼らに自分がどれだけできるのか試したいですし、彼らの良さを吸収したいなという思いもあります」

 チェルシーには昨年のロシア・ワールドカップ(W杯)で優勝したフランス代表MFエンゴロ・カンテのほか、準優勝メンバーのクロアチア代表MFマテオ・コバチッチ、パスの名手として知られるイタリア代表MFジョルジーニョなどがいて、世界でも屈指の中盤を構成するチームだ。また、それぞれに得意分野が異なり、違った特徴を持つ選手がそろっている。吸収できることも多いだろう。

 それでも田中は、そういった選手たちに負けていられないと感じているようだ。

「彼らと対等、もしくは対等以上にやらなければ将来的にも世界と戦えない。怖がらずに、真正面から全力でぶつかっていきたいと思います」

 若き才能が花開く瞬間。Jリーグワールドチャレンジはそういう試合になってほしいと願うし、選手たちも“気づき”を得るきっかけにしてほしい。対等以上のプレーで、負けず嫌いの相手の目の色が変わる瞬間が楽しみである。

(川原宏樹 / Hiroki Kawahara)



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