新鋭DFデ・リフト、ユーベ入りの“理由”吐露 「僕にとって多くの手本はイタリア人選手」
新天地は“守備の国” 歴史を作り上げた名手たちを「追いかけたい」と明かす
イタリア王者ユベントスは現地時間18日にオランダの名門アヤックスから同国代表DFマタイス・デ・リフトを獲得したことを発表した。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、デ・リフトがイタリア行きを決めた理由について、本人のコメントを報じている。
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デ・リフトは昨季アヤックスの主将を務め、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でのベスト4入りに大きく貢献した。19歳の若さで世界的にも注目される存在となり、スペインの強豪バルセロナやドイツ王者バイエルン・ミュンヘン、フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)といったビッグクラブの争奪戦になった。
そうしたなかでイタリア行きを決めたデ・リフトだが、その理由として自身のモデルがイタリア代表を支えた名選手たちであると話している。
「僕はイタリア人選手たちの守り方をとても好んでいるんだ。僕にとって多くのお手本はイタリア人選手たち。フランコ・バレージ、パオロ・マルディーニ、アレッサンドロ・ネスタ、ファビオ・カンナバーロ、ガエターノ・シレアといった選手たちだ。そうした人たちを追いかけたいんだ」
シレアは1970年代から80年代にユベントスを支えた伝説的な選手であり、90年代のACミラン黄金期を支えたのがバレージとマルディーニだ。また、マルディーニ、ネスタ、カンナバーロの3人は、90年代後半から2000年代前半にイタリア代表の3バックを形成し“世界最強”とも言われた。
デ・リフトが“守備の国”とも称されるイタリアを新天地に選んだのは、こうした名選手たちを生み出してきた土壌にもあるようだ。近い将来に世界最高峰のセンターバックという称号を手にすることも可能なポテンシャルを持つデ・リフトは、イタリアでどのような成長を見せてくれるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)