「歴史的な夜だ」 ペルー、王者チリ撃破での44年ぶりコパ決勝進出に母国紙称賛

王者チリを下し、44年ぶり2度目の決勝に駒を進めたペルー代表【写真:Getty Images】
王者チリを下し、44年ぶり2度目の決勝に駒を進めたペルー代表【写真:Getty Images】

大会2連覇中のチリを撃破 決勝でブラジル相手にジャイアントキリングを起こせるか

 コパ・アメリカ準決勝(南米選手権)第2試合が現地時間3日に行われ、ペルーが3連覇を狙ったチリ相手に3-0で快勝した。44年ぶり2度目の決勝に駒を進め、開催国ブラジルとタイトルを懸けて戦うことになり、地元メディアは「歴史的な夜だ」と快挙を称えている。

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 ペルーは前半21分、右サイドのクロスボールからファーサイドにポジションをとっていたFWエディソン・フローレスが左足のボレーシュートを決めて先制に成功。同38分には相手GKが飛び出して無人になったゴールにMFジョシマール・ジョトゥンが胸トラップから正確なシュートを叩き込んでリードを広げた。

 試合を優位に進めたペルーは後半アディショナルタイムにもエースのFWパオロ・ゲレーロがダメ押し点をマーク。対するチリは、終了間際に得たPKもFWエドゥアルド・バルガスが失敗するなど攻撃が噛み合わなかった。大会2連覇中のチリに対して、ペルーが3-0で快勝した。

 ペルーの決勝進出は現在のコパ・アメリカ(それまでは南米選手権)に名称が変わった1975年大会以来44年ぶり。この時はコロンビアを下して、初優勝を果たしている。ペルー地元紙「Libero」は「歴史的な夜だ」と快挙を報じており、久しぶりのタイトル獲得に向けて期待が高まっている。

 決勝の相手はアルゼンチンを下したブラジル。今大会はすでにグループリーグ第3戦で激突し、0-5と大敗している相手との再戦となる。

 アルゼンチン人のリカルド・ガレカ監督の下で躍進するペルー。開催国としてタイトル奪取に燃えるサッカー王国を相手にジャイアントキリングを起こし、44年ぶりの栄冠をつかむことはできるだろうか。

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