“古巣”浦和をヒヤリとさせた豪快弾! 流経大MF菊地「判断のスピードは通用した」

流経大柏では高校選手権で準優勝を果たした菊地【写真:Football ZONE web】
流経大柏では高校選手権で準優勝を果たした菊地【写真:Football ZONE web】

天皇杯2回戦で惜敗 浦和ジュニアユース出身、流経大柏では高校選手権で準優勝

 “ジャイアントキリング”の起こり得る天皇杯の初戦で、浦和レッズをヒヤリとさせたのが流通経済大のMF菊地泰智だった。3日の2回戦で対戦すると、1点ビハインドの前半19分に角度のないところから豪快な左足シュートを決めた。

 浦和ジュニアユース出身の菊地は流通経済大柏高校に進学し、3年生で臨んだ2017年度の高校選手権では「10番」をつけて準優勝を果たした。その後に流通経済大に進学して現在は2年生だが、下部組織で育った古巣との対戦だった。そうした巡り合わせでは「本当は同期の(橋岡)大樹が出ているところで対戦して点を取りたかった」と、そのジュニアユース時代の同期であるDF橋岡大樹やDF荻原拓也との直接対決が叶わなかったことを少し残念がっていた。

 それでも、浦和の“聖地”とも言える浦和駒場スタジアムで十分な輝きを放ったと言えるだろう。19分の得点場面は「ドリブルの得意な選手が仕掛けたので、こぼれると思った」と予測の利いたポジションを取ると、その言葉通りにこぼれ球を奪い、ペナルティーエリア内の左サイドを突破。そして「中へのパスを考えたけど、黄色(浦和のGKユニフォーム)が動いたのが見えた。気が付いたらシュートを打っていた」という渾身の一撃が、浦和GK福島春樹のニア上を破って豪快に突き刺さった。

 この試合を迎えるにあたり、流通経済大の中野雄二監督は選手たちに「どのくらいの確率で勝てると思うか?」と問いかけたのだという。他の選手が20%や30%と答えるなか、菊地は「サッカーなので、そこはフィフティ・フィフティだと思うと答えた。レッズが格上だと意識して試合をしたわけではない」と、勝利への意志を持っていた。

 結果的に浦和が後半29分に途中出場のMFエヴェルトンが決勝点を奪って2-1で勝利し、大物食いは叶わなかった。菊地もまた「僕は攻撃の選手なので、2失点したなら3点を取らないといけなかった。1人で点を取れるようになっていかないといけない」と悔しがった。

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