「ノールックの王様」 ブラジル代表FW、“コパでも決めた”大胆不敵な一撃に海外反響

ブラジル代表FWフィルミーノ【写真:Getty Images】
ブラジル代表FWフィルミーノ【写真:Getty Images】

ペルー戦で1ゴールのフィルミーノ、本人は「いつも狙っている」とコメント

 コパ・アメリカ(南米選手権)に参戦しているリバプールのブラジル代表FWロベルト・フィルミーノは、現地時間23日に行われたグループA第3戦のペルー戦で得点を挙げ、5-0の大勝に貢献した。各国メディアでは、チーム2点目となったフィルミーノの“ノールックゴール”が話題となっており、SNS上でも反響を呼んでいる。

 第1戦、第2戦に続き、第3戦のペルー戦でも先発出場を果たしたフィルミーノは、1-0で迎えた前半19分にチームを勢いづけるゴールを決めた。ペルーが自陣でビルドアップをする場面で、GKペドロ・ガレセが前線へ大きく蹴り出そうとしたボールが、じわじわと距離を詰めて飛び込んだフィルミーノの右足に当たりゴールへ向かっていった。ボールは右のポストに当たって跳ね返り、フィルミーノのもとへ。胸でコントロールしてから飛び込んできたGKをかわしたフィルミーノは、無人となったゴールへシュートを放つ際、反対方向を向く“ノールック”で決めた。

 この得点に多くの海外メディアが反応している。英公共放送「BBC」は、マッチレポートで「リバプールFWロベルト・フィルミーノは大胆にも“ノールック”ゴールを決めて、コパ・アメリカのグループリーグ最終節でブラジルはペルーを打ち破った」と、チーム2点目となったフィルミーノの得点を見出しにして報じていた。

 ブラジル紙「ランセ!」は「フィルミーノは見ることのないゴールのコレクションを増やす」と、本人のコメントを伝えながら“ノールックゴール”の常習者であることを報じている。

「今日はその機会があって、成功するのは今回が初めてではない。4回目か5回目だと思う。私はこのような時に恥じたり恐れたりすることなく、いつも狙っている」

 スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」やプレミアリーグ公式ツイッターも、フィルミーノの“ノールックゴール”を取り上げており、リバプールの試合で決めた時の写真を公開。SNSを中心に情報配信を行う英メディア「SPORF」は、ワトフォード戦、セビージャ戦、スウォンジー戦、ウェストハム戦、アーセナル戦に続く“ノールックゴール”がペルー戦であることを伝え、「“ノールック”フィニッシュの王様」と称賛していた。

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