「天才でも、これでは何もできない」 メッシの“孤独な戦い”を象徴する決定的瞬間に英脚光

アルゼンチン代表FWメッシ【写真:Getty Images】
アルゼンチン代表FWメッシ【写真:Getty Images】

敗退危機に直面するアルゼンチンが不振に陥る原因は? 英メディアが該当シーンを公開

 アルゼンチン代表はコパ・アメリカ(南米選手権)で2試合を消化したが、1分1敗で勝ち点「1」にとどまり、グループリーグ敗退の危機に瀕している。世界最高の選手と評されるFWリオネル・メッシ(バルセロナ)を擁しながらも、英メディアは「メッシほどの天才でも、これでは何もすることができない」と見出しを打って報じ、アルゼンチンが苦戦を強いられる原因を象徴するような決定的瞬間に脚光を当てている。

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 2大会連続で準優勝に終わっているアルゼンチンは、今回も大会屈指のタレントを誇っているものの、初戦のコロンビア戦を0-2で落とすと、第2戦のパラグアイ戦も1-1と勝ち切れず、敗退の危機に直面している。第3戦のカタール戦では勝利が必須となるが、英メディア「スポーツ・バイブル」は、「パラグアイ戦で醜態を晒す結果が、栄冠に向けたチャレンジの準備が全くできていない集団であるという完璧な事例だ」と取り上げている。

 同メディアが公開した写真は、メッシの孤立が浮き彫りとなる決定的瞬間となっている。ハーフウェーライン付近でボールを持ったメッシは、相手選手3人に囲まれた状態。前線に運ぼうとするも、敵陣中央にはメッシの侵入に備える5人の相手守備陣しかおらず、チームメートは誰一人としてサポートに乗り出そうとしていない様子が写し出されていた。

「目の前に選択肢が残されていないなか、メッシは彼自身の力でパラグアイの守備網を打開しようと試みている。ここ数年、恒例となってしまっているトレンドだ」と指摘し、「世界最高の選手たちでさえ、その周囲にもクオリティーが必要であるということだ」と、メッシの孤軍奮闘では限界があり、サポート不足こそが不振の原因であると主張している。

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