「バルセロナでプレーを続けるか分からない」 コウチーニョが自身の去就に意味深発言

バルセロナのブラジル代表MFコウチーニョ【写真:Getty Images】
バルセロナのブラジル代表MFコウチーニョ【写真:Getty Images】

コパ・アメリカ第2戦ベネズエラ戦後のミックスゾーンで残留以外の可能性を示唆

 コパ・アメリカ開催国のブラジルは現地時間18日に行われたグループリーグ第2戦ベネズエラ戦でゴールが3度取り消されるという事態もあり、0-0のスコアレスドローで試合を終えた。ブラジル国民としてはフラストレーションが溜まる展開となるなかで気になるのは、MFフィリペ・コウチーニョが今後の去就について不透明なコメントを残したことだ。

 この日の試合でコウチーニョは2列目のトップ下で2試合連続でのスタメン出場を果たした。かつてリバプールでチームメートだったFWロベルト・フィルミーノとの連動性に期待が集まったものの、チームはゴールを奪えず。グループA首位こそ守ったものの、決勝トーナメント進出は最終節に持ち越しとなった。

 その試合後のミックスゾーンで、コウチーニョはこのように話したという。

「バルセロナでプレーを続けるか分からないし、将来は誰にも分からないものだよ。そして今はこの大会で相手チームと対戦することにフォーカスしているんだ」

 コパ・アメリカに全力を尽くすとしつつも、バルサ残留が確定路線ではないことを示唆している。2018-19シーズンのバルサで、コウチーニョは主力としての期待を受けながらも際立った成績を残すことができず、ファンやメディアからの批判を浴びた。

 またフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン(アトレチコ・マドリード)の獲得やブラジル代表FWネイマール(パリ・サンジェルマン)の復帰説などが取り沙汰される状況に、本人も考えるところは多いようだ。ただしかつてリバプールに所属した経緯から、すでにオファーを受けているマンチェスター・ユナイテッドについては加入を渋っている状況だという。

 何にせよコパ・アメリカで自身の力を誇示することこそ、コウチーニョに今必要なことだろう。ネイマール不在の影響を感じさせるセレソンを、上昇気流に乗せることはできるか。

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