対戦国チリ人記者は10番MF中島を称賛　「とりわけ前半は止めるのが困難に見えたよ」

　森保一監督率いる日本代表は、現地時間17日のコパ・アメリカ（南米選手権）グループリーグ初戦でチリに0-4と大敗したが、チリ人記者は「良い印象を受けた」という日本人選手の名前を挙げ、「そのドリブルの切れ味は久保以上だったかもしれない」と絶賛している。

　大会2連覇中の南米王者にまざまざと力の差を見せつけられた。前半41分、CKからMFエリック・プルガル（ボローニャ）に先制点を献上。後半にFWエドゥアルド・バルガス（UANLティグレス）に2ゴール、FWアレクシス・サンチェス（マンチェスター・ユナイテッド）に1ゴールを決められて0-4と大敗した。

　代表で初の先発フル出場を飾った18歳MF久保建英（FC東京→レアル・マドリード）が海外メディアから称賛を浴びるなか、スペインの大手紙「AS」のチリ版で記者を務めるパブロ・ヴェラ・オヘダ氏は「ナンバー10にはすごく良い印象を受けた」とMF中島翔哉（アル・ドゥハイル）の名前を挙げている。

　この日4-2-3-1を採用した日本は、1トップにFW上田綺世（法政大）、トップ下に久保、左サイドハーフに中島、右にFW前田大然 （松本山雅FC）という前線の配置となった。チリに4失点した一方、日本は何度も決定的なチャンスを作るなど、要所で会場を沸かせている。そのなかで、チリ人記者オヘダ氏の目には中島のプレーがポジティブに映ったという。

「彼のプレーはとてもインパクトが大きかったから印象に残っている。彼がチリの守備陣を翻弄しているシーンも多かった。とりわけ前半は止めるのが困難に見えたよ」