U-20フットサル日本代表、アジア選手権8強進出! ベトナムに逆転勝利でC組首位通過

同点ゴールを決めたFP山田凱斗【写真:河合拓/Futsal X】
同点ゴールを決めたFP山田凱斗【写真:河合拓/Futsal X】

前回大会に続き、決勝トーナメント1回戦でイラクと対戦へ

 AFC U-20フットサル選手権は16日、グループリーグ第3節を行った。すでに決勝ラウンド進出を決めているU-20フットサル日本代表とU-20ベトナム代表の対戦は、2-1で日本が勝利。グループCで1位となり、決勝ラウンドに進出している。

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 日本のスターティングファイブにはGK田淵広史、FP畠山勇気、FP髙橋裕大、FP本石猛裕、そしてFP山田凱斗に代わってFP山田慈英が名を連ねた。互いにしっかり組織された守備を見せ、主導権を握る攻防が繰り広げられるなか、日本は少しずつチャンスの数を増やしていく。

 しかし、前半14分に一瞬のスキを突かれてベトナムのFPアン・ラム・トイにミドルシュートを決められ、先制されてしまった。それでも山田凱が「自分たちのプレーをすれば追いつけると思っていたし、動揺することはなかった」と振り返った通り、試合再開後の左サイドから山田凱がシュートを放つと、これが決まり1-1の同点に追いついた。

 さらに前半18分にはセットプレーが続き、相手の守備の重心がやや後ろに下がったところを本石が逃さず、強烈なシュートを叩き込み、前半のうちに逆転してハーフタイムを迎えた。

 後半の開始直後にも、日本はチャンスを作り出したが、決めきれずに試合運びを楽にできない。すると後半4分にはベトナムのFPナン・ギア・フンのシュートがポストを叩くなど、徐々に流れはベトナムへ移る。日本は底辺でボールを失う場面も見られ、決定機を作られたがベトナムのシュートミスや田淵の好セーブに救われる。

 結局、最後まで追加点を挙げられず難しい試合になったものの、日本は前半のリードを守り切り2-1で勝利。2連勝でグループCの首位通過を決め、18日の決勝トーナメント1回戦では、U-20イラク代表と対戦することになった。

日本は2連勝でグループCの首位通過を決めた【写真:河合拓/Futsal X】
日本は2連勝でグループCの首位通過を決めた【写真:河合拓/Futsal X】

 試合後の記者会見で鈴木隆二監督は、「前回大会で、日本はイラクに敗れて敗退しています。今大会は、そのリベンジを果たせるように可能な限り準備をしたいと思います」と、初のベスト4進出をかけた2日後の一戦へ、意気込みを語った。

(Futsal X・河合拓 / Taku Kawai)



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