「自分自身を試したい」 20歳DF冨安健洋、“本気モード”の南米勢との対戦に意欲

日本代表DF冨安【写真:AP】
日本代表DF冨安【写真:AP】

A代表で自身初となるアジア以外での試合に「しっかり自分のアピールの場にしたい」

 コパ・アメリカ(南米選手権)にゲスト国として出場する日本代表は、東京五輪世代を18人選出するフレッシュな陣容で開催地ブラジルに乗り込んできた。A代表初選出が13人を数えるなか、すでにA代表の主力に定着しつつある20歳のDF冨安健洋(シント=トロイデン)は、アウェーでの南米勢との対戦に「どれだけやれるのか、自分自身を試したい」と意欲を覗かせた。

 森保ジャパンは現地時間13日から、開催地ブラジルでのトレーニングを開始。練習2日目となった14日は冒頭15分のみが公開され、非公開部分では連係や戦術確認が行われたと目される。

 森保一監督は、A代表では主に4バック、U-22日本代表では一貫して3バックを採用。今大会でどちらのシステムをベースとするか明言は避けたが、双方を知る冨安は守備面はもちろん、後方からの組み立ての部分でも大きな存在となりそうだ。

 昨年10月のA代表デビュー後、瞬く間に主力の座に上り詰めた冨安だが、これまで出場12試合のうち、日本での親善試合が5試合、UAEでのアジアカップが7試合で、アジア以外での国際大会はコパ・アメリカが初。「しっかり自分のアピールの場にしたい」と意気込みを語る。

「ホームとアウェーで相手も違うと思うし、コパ・アメリカということで優勝を目指してやってくる。もちろん、僕らもチームとして良い成績を残して一つでも多く試合をするという思いで来ています。(南米勢には)いい選手たちがいるし、そこでどれだけやれるのか、自分自身を一つ試したいところ。目の前のことに集中して勝利を目指すのは変わらないですけど、僕もチームの一員として貢献できればいいなと思います」

 2018年1月にアビスパ福岡からベルギー1部シント=トロイデンへ移籍後、大きな成長曲線を描いて欧州や日本代表での地位を築き始めた冨安。南米の地での活躍が、さらなるステップアップのきっかけになるのは間違いないだろう。

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(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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