「いつか日本に帰りたい」 アル・アインDF塩谷、“40歳まで現役宣言”に見据える未来
UAEは「上位5チームはレベルが高く、Jリーグに入っても戦える」と塩谷は説明
UAE1部アル・アインのDF塩谷司にとって、2018-19シーズンは日本代表復帰を果すなど、大きな1年となった。海外移籍2年目を終え、アル・アインと2021年まで契約延長した男は「プロサッカー選手として40歳までプレーしたい」と目標を掲げる。
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塩谷がサンフレッチェ広島からアル・アインに渡ったのは、プロ7年目の2017年6月。「海外でプレーしてみたい」との思いから、日本人史上3人目となるUAE1部でのプレーを決断した。FIFAクラブワールドカップで決勝に進出した昨年の快進撃は話題を呼んだが、UAEリーグの戦いが日本で取り上げられる機会は少ない。リーグの水準はどれほどなのか尋ねると、塩谷はJリーグをモノサシにイメージを語る。
「正直、欧州に比べたらレベルは落ちます。総合的に見れば、Jリーグのほうが上だと思いますけど、ただUAEの上位5チーム(今季はアル・シャールジャ、アル・アハリ、アル・ワフダ、アル・アイン、アル・ジャジーラ)は非常にレベルが高いし、Jリーグに入ってもある程度戦えるかなと。逆に、下位のチームはレベルがそこまで高くないです。
強いチームは地元UAEの選手もいいタレントがいて、それに強力な外国籍選手がいる。でも、下位のチームはローカル選手のレベルが下がるので、外国籍選手に頼って攻めるスタイルですね」
塩谷がプレーするアル・アインには、元鹿島アントラーズのブラジル人FWカイオが所属。今季リーグ戦20試合で10得点を挙げたスウェーデン代表FWマルクス・ベリもおり、塩谷は両外国籍プレーヤーを「すごくいい選手」と評する。そのほか、UAE国籍の選手もレベルが高いという。
「UAEリーグには、ブラジル人は基本若くていい選手が多い。UAEの選手だと今季はサウジアラビア(のアル・ヒラル)にローン移籍していましたけど、代表10番のMFオマル・アブドゥルラフマン、1年目に半年だけ同僚だったFWアーメド・カリル(現アル・アハリ)、アル・ジャジーラの7番を背負うFWアリ・マブフート、10番のMFハルファン・ムバラクはすごく技術が高いです」