元レアル監督ロペテギ氏、わずか4カ月での解任を振り返る 「もし1年やっていれば…」

レアルで指揮を執るも、成績不振を理由にわずか4カ月で解任されることになったロペテギ氏【写真:Getty Images】
レアルで指揮を執るも、成績不振を理由にわずか4カ月で解任されることになったロペテギ氏【写真:Getty Images】

バルサ戦の大敗で解任 「整合性を取ろうとしていたが、時間がなかった」と強調

 フレン・ロペテギ氏の2018年は、あまりに激動の1年だった。スペイン代表を率いて戦うはずだった2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)初戦の2日前に解任され、その後に指揮を執ったレアル・マドリードでも、成績不振を理由にわずか4カ月で解任されることになった。ロペテギ氏は、当時にもっと猶予を与えられていれば改善の余地はあったと振り返っている。スペインメディア「フットボール・エスパーニャ」が報じた。

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 ポルトガルの名門ポルトなどで実績を積んだロペテギ氏は、2016年にビセンテ・デル・ボスケ氏の後任としてスペイン代表監督に就任。予選を勝ち抜き、ロシアW杯出場権も獲得して大舞台での飛躍が期待されていた。

 しかし、代表監督としての契約を2020年まで残していたにもかかわらず、W杯開幕を控えたタイミングで大会終了直後の2018-19シーズンからレアルの監督に就任することが発表された。これが二重契約などと批判を受け問題となり、大会初戦の2日前に電撃解任となっている。

 その後すぐにマドリードでの生活が始まったが、チームは成績不振に陥り、宿敵バルセロナに1-5で大敗を喫した直後の10月末に就任からわずか約4カ月で解任された。

 ロペテギ氏解任時、チームは開幕から10試合を終えて9位に沈んでいた。同氏は、スペインテレビ局「モビスタープラス」の番組「Universo Valdano」で、当時の状況についてこう語っている。

「UEFAチャンピオンズリーグ(CL)を優勝した後だったが、クリスティアーノ(・ロナウド)がいたとしても、(当時のチームは)ラ・リーガでバルサやアトレチコ・マドリードにかなり遅れを取っていた。私の見解では、チームとして向上しなければなかった。確かに私たちは、3週間にわたりゴール前での運から見放されていたが、もし1年やっていればそのようなものもバランスが取れていただろう」

 さらに、「献身的で、自分たちのやっていることに納得していたし、我々はそんな選手たちに満足していた。レアルではすべてが非常に早く、チームが必要としているものとの整合性を取ろうとしていたが、時間がなかった」とも話した。チームを離れてからも苦境の続くレアルを、ロペテギ氏はどんな心境で見つめているのだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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