レアル大刷新へ、245億円の“売却プラン”浮上 ビッグネーム3人の今夏放出を画策か
「マルカ」紙がベイル、イスコ、ハメスの3人を売却リストに入れたと報道
今夏の移籍市場で戦力の大刷新が予想されるスペインの名門レアル・マドリードは、ビッグネームの売却で一気に資金を得る方策を目指しているという。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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レアルは今季、ロシア・ワールドカップ(W杯)の開幕直前にスペイン代表監督を務めていたフレン・ロペテギ氏の電撃的な引き抜きを発表。これによりスペイン代表はW杯初戦2日前に監督交代という衝撃的な事態を迎えて世界最高峰の大会に臨んだ。しかし、レアルでのロペテギ氏はチームを軌道に乗せられず、10月のバルセロナとの“クラシコ”での大敗(1-5)を最後に解任。その後、レアルはサンティアゴ・ソラーリ氏が暫定監督から正式監督へ昇格するも、今年3月に解任され、昨季までチームを率いていたジネディーヌ・ジダン監督の復帰という混乱の中でシーズンを終えた。
こうした激動の1年を過ごしたこともあり、レアルは今夏の移籍市場で昨季までUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を3連覇した中心メンバーの入れ替えを含む、戦力の大刷新が予想される。すでにウェールズ代表FWギャレス・ベイルには様々な移籍の噂が飛び交っているが、レアルが売却を予定している選手はそれだけではないという。
「マルカ」紙は、ベイルに加えてスペイン代表MFイスコ、ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンへの期限付き移籍が満了するコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスの3人を売却リストに入れたとしている。そして、その3人の移籍金により2億ユーロ(約245億円)の現金収入を得るプランであるとした。
その背景には、フロレンティーノ・ペレス会長が再び巨額の投資を行う前に、欧州サッカー連盟(UEFA)の定めるファイナンシャル・フェアプレー制度(FFP)をクリアする必要があるとしている。イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は、「イスコとハメスに関しては、常にユベントスが獲得の興味を持っている」と反応。激震が走ることが確実なレアルの売却セールと、その後に予想されるビッグネーム獲得の動きへ向け、今夏の移籍市場でも多くの話題を提供することになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)