【日本代表対談|前編】ビーチサッカー茂怜羅オズ×フットサル滝田学 ~結果を追い求めて~

キャプテンとしてAFCビーチサッカー選手権タイ2019優勝に貢献した茂怜羅オズ【写真:Noriko NAGANO】
キャプテンとしてAFCビーチサッカー選手権タイ2019優勝に貢献した茂怜羅オズ【写真:Noriko NAGANO】

滝田「ビーチの選手はボレーとか、浮き球の処理がめちゃくちゃ上手いもんな」

滝田 どういう練習するの?

オズ 普通に、遠くからボールを浮かしてシュートする。練習が終わったあとに、自主練でキーパーに入ってもらって、後ろからどんどん蹴る。

滝田 後ろっていうのは、どのくらい後ろ?

オズ ゴールからゴールまで。

滝田 その距離で入るの!?

オズ 結構、それで点を取ってる。

滝田 ビーチのシュートって、面白いよね。キーパーの手前にバウンドさせたり。

オズ それも狙ってる。特にFKのボールね。

滝田 FKで遠い距離からでも入るんだよね。

オズ この間のW杯予選でも、FKで決めた。

滝田 凄いよな。ビーチの選手はボレーとか、浮き球の処理がめちゃくちゃ上手いもんな。オーバーヘッドが派手だから、そこを見がちだけど、オーバーヘッドを上げる一つ前の技術が凄い。ビーチじゃないけど、ファルカオとかもさ、真上にボールを上げるスキルがすごく高くて、来た球をポンと上げる。

オズ 動きやセンスは、だいたいフットサルから取ってる。セットプレーも。

滝田 そうなの?

オズ 今、東京ヴェルディBSの監督もやってるけど、動きはフットサルの試合を見てやってる。ビーチのロシア代表はW杯で2回優勝してるけど、全員がフットサルからきてる。

滝田 まじで!?

オズ ロシアは、オーバーヘッドもしないし、ボールを浮かせたりもしないし、ぜんぶ下のパスだし、試合を見ても面白くはないけど、相当強い。

滝田 フットサル選手がビーチに転向して生きる道もあるんだ。

オズ たぶん、フットサルからだと早い。砂の上の走り方だけ覚えれば。

滝田 いやー、走れる気がしないな。砂の上はきついよ。

オズ ロシア代表もだいたい体力がないからな。今のロシア代表が、早いタイミングで交代するスタイルを作った。だから、ぜんぜん疲れない。

滝田 フットサルのロシア代表も、一時期、選手交代のタイミングを早くしてた。そういうのを共有して取り組んでるんだね、フットボールとして。フットサルも相当強くなってきてるし、日本もやっていかないと遅れていくよね。

(構成/写真)Noriko NAGANO
※後編へ続く

[PROFILE]
茂怜羅オズ(モレイラ・オズ)
【生年月日】1986年1月21日
【出身地】リオ・デ・ジャネイロ/ブラジル
【身長/体重】190cm/90kg
【所属チーム】東京ヴェルディBS
【ポジション】フィクソ
【日本代表歴・主なタイトル】
FIFAビーチサッカーワールドカップ2013、2015、2017出場
FIFAビーチサッカーワールドカップ2013シルバーボール受賞
AFCビーチサッカー選手権(FIFAビーチサッカーワールドカップアジア予選)2019優勝
AFCビーチサッカー選手権2013、2015、2019 MVP
世界ベスト5プレイヤー2014、2015、2016、2018
アジアビーチゲームズ2016優勝

[PROFILE]
滝田 学(タキタ・マナブ)
【生年月日】1986年7月26日
【出身地】東京都
【身長/体重】178cm/78kg
【所属チーム】ASVペスカドーラ町田
【ポジション】フィクソ
【日本代表歴・主なタイトル】
AFCアジアフットサル選手権2010 3位
AFCアジアフットサル選手権2012優勝
AFCアジアフットサル選手権2014優勝
AFCアジアフットサル選手権2016出場
AFCアジアフットサル選手権2018準優勝
アジアインドア・マーシャルアーツゲームズ2013準優勝

(Noriko NAGANO)


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