“無冠”レアルと「6つの不名誉な記録」 屈辱的なシーズンを象徴する数字とは?

今季無冠に終わったレアル・マドリード【写真:Getty Images】
今季無冠に終わったレアル・マドリード【写真:Getty Images】

スペイン紙が“白い巨人”の不名誉なシーズンを総括

 レアル・マドリードは現地時間19日、リーガ・エスパニョーラ最終節でベティスと対戦し、0-2で敗れて今シーズンのラストゲームを黒星で終えることとなった。スペイン紙「AS」は、4シーズンぶりに主要タイトルを獲得できなかったレアルの今季を振り返り、不名誉な6つの記録を紹介している。

 まず1つ目は、バルセロナとの距離が大きく離れたこと。過去10年、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の舞台ではレアル4回、バルセロナ3回とより多くのタイトルを取ってきた。しかし、国内ではここ11シーズンでバルセロナが8度のリーグ制覇を成し遂げているのに対し、レアルはわずか2回。今季に関しては最終的な勝ち点差が19となり、これは前例のない大差となってしまった。

 2つ目はゴール数が1999-2000シーズン以来、最少となってしまったこと。今季のレアルは、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの移籍もあって攻撃力が著しく低下。バルセロナが90ゴールを奪ったのに対し、レアルは63ゴールに止まり、20年近くで最低の数字を叩き出してしまった。

 また3つ目には、過去20年間で最も少ない平均入場者数を記録してしまったことが挙げられている。8万1000人を収容することができるサンチャゴ・ベルナベウだが、今季の平均入場者数は6万1020人。最終節のベティス戦は平均を下回る5万6900人であり、今季第1節のヘタフェ戦(2-0)では10年ぶりに最低記録を更新する4万8446人の試合もあった。この数字を見ても、レアルがいかに悲惨なシーズンを送っていたかが分かるはずだ。

 その他には、ジネディーヌ・ジダン監督の下で初めて連敗を喫してしまったこと、1993-94シーズン以降のリーグ戦で最も多い9回の無得点試合を記録してしまったことが挙げられている。

 そして最後に紹介されているのは、リーガ・エスパニョーラで歴史上7度目の12敗以上を記録したこと。今季は38試合を戦ったなかで12度の敗戦を記録。1973-74シーズンの13敗というワースト記録が残っているが、それに次ぐ敗戦数となってしまった。

 6つの記録が示すように、歴史上でも稀に見る苦難のシーズンを過ごしてしまったレアル。ジダン監督は、今夏の移籍市場で血の入れ替えを断行することで再び強いレアルを作り上げることができるのだろうか。

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