元韓国代表DF、Jリーグのシステム絶賛 「外国人でも不利益がないか尋ねてくれた」
Jリーグ3クラブでプレーしたDFパク・チュホ、Kリーグより機能している点に言及
かつてJリーグ3クラブで活躍し、ドルトムントで日本代表MF香川真司(ベジクタシュ)と共闘した経験を持つ元韓国代表DFパク・チュホ(蔚山現代)が、韓国テレビ局「MBC PLUS」のインタビューで日本での日々を回想し、「外国人にも不利益がないか尋ねてくれた」とJクラブのシステムを称えている。
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現在32歳のパク・チュホは母国の大学在学中に来日し、2008年に水戸ホーリーホックへ加入。2009年には鹿島アントラーズでプレーし、2010年から1年半にわたってジュビロ磐田に在籍した。以降はスイスのバーゼル、ドイツのマインツ、ドルトムントを渡り歩き、2018年から蔚山現代で活躍している。
昨年12月から韓国プロサッカー選手協会の理事を務めているパク・チュホは、母国サッカー界の改革に動き出しているなか、Kリーグが抱える問題点は少なくないと指摘。その一方でJリーグのシステムに感銘を受けているようだ。
「Jリーグにはチームごとに選手協会の代表者がいる。その選手らが、ルーキーが入ってくると教育する。プロ選手としての姿勢とはどういうものか。ピッチ内で何が求められるか。守るべき礼節などを教えてくれる」
KリーグとJリーグでは、選手をサポートする体制が異なるとパク・チュホは感じているようだ。「11年前(2008年)、日本に初めて行った時からそうしたシステムが上手く機能していた」と振り返る。
「外国人である私にも『Jリーグでプレーして不利益がないか』と尋ねてくれた。『もし助けが必要なら言ってほしい』と。そうしたシステムは今、J3にまで影響を与えている」
徐々にKリーグや韓国クラブのシステムを改善したいと語るパク・チュホ。「周囲の人たちがサッカー選手を見て、『プロらしい』という感嘆の言葉が出てくるぐらい努力したい」と尽力する構えだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)