【現地取材記者対談①】ザックジャパンはなぜ敗れてしまったのか 大会前に問題の本質に気付けなかった日本代表

北  日本のW杯はグループリーグで終わってしまいました。俊さんはイトゥで日本代表に密着取材していましたが、今回の12敗という結果はどうとらえていますか?

佐藤 想像していた結果ではなかったよね。テストマッチなどの調子を見ていると、こういう結果で終わるとは思っていなかったから。

北  歯車が狂ってしまったタイミングはどこだったと思いますか?

佐藤 やっぱり、初戦かな。コートジボワール戦で自分たちがやってきたサッカーができなかったのが、選手たちに動揺を与えたところはあったと思う。そこから本当は持ち直さなければいけなかったんだけど、前回のコンフェデではブラジルに初戦を0−3で落として、あまり内容も良くなくて、そこから「自分たちのサッカーをやろう」ということでイタリア戦では良い内容の試合ができたんだけど……。

北  コンフェデはターニングポイントですよね。あそこで世界との距離感がつかめた中で、結果は3連敗だった。そこから1年間で何ができるかというところで、ザックジャパンは課題を埋めていくというよりは、自分たちのやり方を突き詰めることに時間を費やしましたよね。だから、一番大事なコートジボワール戦でそれができなくて、ガタッと崩れてしまった。

佐藤 コンフェデで3連敗して、ウルグアイに1-4で負けて、「このままだとヤバい」という雰囲気になった。でも、オランダ、ベルギーとのテストマッチで結果が出てしまった。そこで問題の本質が濁されてしまったところがあったと思う。あそこでやられていれば、守備をてこ入れしなければいけないと考えられたかもしれない。

北  2010年の岡田ジャパンのときは、大会前の試合内容が悪くて、戦い方を変えざるを得ない状況になっていた。ザックジャパンの場合は、点は取られるんだけど点を取り返して勝っていた。W杯でも同じような試合ができると考えてしまったのは、僕たちも甘かったなと思います。

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