トリノ主将、“デジャブ級”の芸術的バイシクル弾に海外称賛 「アクロバットの主人公」
後半2分にバイシクルシュートを止められていたなか、終盤に同じバイシクル弾で決勝点
トリノは現地時間12日、セリエA第36節サッスオーロ戦で3-2と逆転勝利を収めた。なかでも、主将のイタリア代表FWアンドレア・ベロッティが披露した決勝バイシクル弾が「クレイジーな一撃」「アクロバットの主人公」と称賛されている。
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UEFAヨーロッパリーグ(EL)圏内に向けて負けられないトリノは本拠地でサッスオーロと対戦。前半17分にベロッティがPKを失敗すると、同27分に先制を許して前半を折り返す。
後半11分にベロッティが同点弾を決めるも、同26分に再び勝ち越される。しかし、後半36分にイタリア代表FWシモーネ・ザザがゴール。トリノが同点に追いついた直後だった。
トリノは敵陣で右サイドのイタリア代表DFロレンツォ・デ・シルベストリへ展開。サイドをえぐって中央へ浮き球のクロスを上げる。すると、ベロッティはややマイナス気味に飛んできたボールに対し、左足で踏み切って、半身の体勢で右足ボレーを敢行。強烈な一撃がゴール左下隅に突き刺さり、これが決勝ゴールとなった。
英メディア「プラネット・フットボール」が「パワフルバイシクルキック」と伝えれば、イタリアメディア「スポーツメディアセット」は「クレイジーな一撃」と表現。後半2分にはほぼ同じ形でデ・シルベストリのクロスをバイシクルシュートで合わせていたが、こちらはサッスオーロのGKアンドレア・コンシーリの好セーブに阻まれていた。1試合に2度、デジャブのように豪快なバイシクルシュートを放っただけに、イタリア紙「コリエレ・デラ・セーラ」は「アクロバットの主人公」と称えている。
セリエAも残り2試合。ベロッティの決勝弾で勝利したトリノはUEFAチャンピンズリーグ圏内の4位に勝ち点差「3」、EL圏内の6位に同「2」差としている。