年俸29億でレアル移籍成立か アザール、今夏の去就について「自分の決断はした」と明言
「私も待っている状態」と語り、30日のEL決勝アーセナル戦後の発表を示唆
レアル・マドリード移籍が噂されているチェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールは、今夏最大の注目株として取り沙汰されているが、アザールはすでに心を決めており、クラブにもその決断を伝えていると明かした。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
2012年にリールから加入したアザールは、7シーズンにわたってチェルシーのエースとして活躍。かねてからレアルへの憧れを公言しており、いよいよ今季終了後にはスペイン移籍が実現すると伝えられている。
レアルとしてもアザールの獲得は悲願となっていて、資金を惜しむつもりはないようだ。この移籍に関して、チェルシーが要求する金額は約1億ポンド(約143億円)と言われているが、さらに、アザールへのサラリーとして手取りで週給40万ポンド(約5700万円)を用意。年俸に換算すると、手取りで2000万ポンド(約29億円)という手厚い待遇で迎えようとしていると報じられている。
アザールはシーズンが終わるまでは去就について明らかにしない方針だったが、現地時間12日に行われたプレミアリーグ最終節レスター戦(0-0)後、2週間ほど前にクラブに自身の決断を伝えたと明かした。しかし、「私だけのことではない。自分の決断はした、それだけだ」とコメント。30日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝アーセナル戦後に発表されるかと聞かれると、「きっとそうだと思う。私たちには決勝があるので、それから分かるさ」と話した。
アザールの去就については、シーズンを通して多くメディアに取り上げられてきた。「もっと早い段階で決まっていればよかったと思うか」との質問には「イエスだ。それを望んでいたが、そうはならなかった。あなたたち、また、ファンが今も待っているように、私も待っている状態」と答え、「しかし、ピッチではボールに集中しようとする。それだけのこと。ピッチにいるときは、ベストを尽くそうと努力するだけ。自分やクラブのシチュエーションのことは考えていない。ただ、試合に勝とうとしているだけだ」と語った。
様々な憶測の流れたアザールの移籍に関する話題にも、ついに終止符が打たれそうだ。