失意のバルセロナが大刷新敢行か 大量10人放出の可能性…スペイン紙が選手名指し

(左から)ラキティッチ、コウチーニョ、ウムティティ【写真:Getty Images】
(左から)ラキティッチ、コウチーニョ、ウムティティ【写真:Getty Images】

すでに3人が放出確定的、MFコウチーニョは高額年俸がネックでプレミア復帰も

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝でリバプールに大逆転負けを喫した失意のバルセロナが、今夏に主力選手を含む大量10選手の放出に踏み切る可能性があるという。

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「バルセロナの10選手が出発ラウンジで待機中…」

 こう報じたのはスペイン紙「AS」だ。リーガ・エスパニョーラ連覇を果たしたバルセロナは、CL準決勝第1戦でリバプールに3-0と快勝するも、第2戦で0-4と大敗し、2戦合計3-4でまさかの敗退を喫した。CL敗退のショックから戦力の大刷新が予想されている。

 すでに放出が確定的となっているのが3人。ローンで加入している元ガーナ代表MFケビン=プリンス・ボアテングとコロンビア代表DFジェイソン・ムリージョはそれぞれ所属元のサッスオーロとバレンシアへ戻ることが確実のようだ。さらに契約満了を迎える元ベルギー代表DFトーマス・ヴェルメーレンも新契約を結ぶことなくクラブを去るという。

 出場機会を求めて移籍先を探すと見られるのはオランダ代表GKヤスパー・シレッセンだ。ドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンの牙城を崩せずにいる27歳は、これ以上のベンチ暮らしを続けるつもりはなく、今後のキャリアのためにも新天地を探すことになりそうだ。クラブが要求する移籍金は3000万ユーロ(約37億円)と言われている。

 2018年1月に加入したブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョも移籍報道が加熱している。パフォーマンスに見合わない高額年俸が問題にされており、プレミアリーグ復帰が取り沙汰されている。

 その他には今季は怪我に悩まされているフランス代表DFサミュエル・ウムティティや元U-20ブラジル代表MFマルコム、クロアチア代表MFイヴァン・ラキティッチ、ブラジル代表MFラフィーニャ・アルカンタラなども候補者リストに名を連ねた。また、アーセナルへ期限付き中のMFデニス・スアレスは、鼠径部の負傷によってアーセナルが買い取りオプションを行使することはなさそうで、バルサとしても売却候補の1人と考えているという。

 バルセロナはアヤックスからオランダの至宝、MFフレンキー・デ・ヨングが今夏に加入する。同じくアヤックスのオランダ代表DFマタイス・デ・リフト獲得の噂もあり、チームの再構築に取り掛かろうとしている。

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