チェルシーMFアザールを相手MFが絶賛 メッシやC・ロナウドとの“決定的違い”は?
ワトフォードMFヒューズがアザールに言及 2大スターに比べて「パスを優先する」
チェルシーは現地時間5日、プレミアリーグ第37節でワトフォードとのホーム戦に臨み3-0で勝利した。ワトフォードMFウィル・ヒューズが、この日2アシストをマークしたチェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールについて言及し、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)とポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)との違いは自分本位ではないところだと語っている。英紙「デイリー・メール」が伝えた。
アザールはワトフォード戦の後半3分に右CKからクロスを送り、イングランド代表MFルーベン・ロフタス=チークが頭で合わせてチェルシーが先制。そのわずか3分後には、再びアザールがCKから元ブラジル代表DFダビド・ルイスのヘディングシュートをお膳立てした。その後、アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインが追加点を挙げてチェルシーが3-0と完勝している。
アザールは今季リーグ最多15アシスト目をマーク。さらに16ゴールと得点力も発揮しており、4位以内が確定したチェルシーの攻撃をけん引している。
アザールは、サッカー界の2大スターであるメッシとロナウドとこれまで度々比較されてきた。今回アザールと対戦したヒューズは「彼のアジリティーと、狭いスペースであれほど速くボールを動かせる能力は別格」と絶賛。そのうえで「メッシやロナウドほどではないと言われるのは、彼が自己中心的じゃないから。彼はパスを優先するが、それに多くの人はあまり気がついていない」と分析している。
元イングランド代表MFジョン・バーンズ氏は衛星放送「ビーイン・スポーツ」のインタビューで、チェルシーがアザール以外のスター選手の“ベスト”を引き出すには、アザールを放出すべきと持論を主張している。
「リバプールは(ブラジル代表MFフィリペ・)コウチーニョが去った後、かなり良いチームになった。アザールはチームで非常に大きな影響力があるので、どこにいても彼にボールを渡さなくてはならない。他にも良い選手がいるのに、彼らが自分の価値を示すことができない」
今夏、最大級のビッグディールでレアル・マドリード移籍が確実視されているアザール。攻撃の中軸を担ったアタッカーの移籍を機に、チェルシーにどんな変化が起きるのだろうか。