ジダン監督、ポグバのレアル移籍報道を“牽制” 「一度も連れて来るとは言っていない」
過熱するポグバ移籍報道に言及 「すべてが決まるまでは言わない」
レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督は以前、マンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバを称賛するコメントを残している。さらに、ポグバがレアルへの憧れを口にしたことで、今夏のレアル加入が繰り返し報じられるようになった。スペイン紙「AS」は、レアルの指揮官が再びポグバについてコメントしたことを報じている。
ジダン監督はレアルの指揮官に復帰した直後にポグバ獲得の可能性を問われると、「私はポグバが大好きだ」と回答。個人的にも親しいことを明かし、プレーぶりも素晴らしく、攻守に貢献できる貴重な選手だと考えていることを語っている。加えて、「彼がユナイテッドでの経験を終えた時にここへ来たいと思っているのなら、なぜレアルに来てはいけないんだい?」とジダン監督がコメントしたことで、ポグバのレアル移籍報道に火が点いた。
就任直後はポグバへの興味を隠さなかったジダン監督だったが、現地時間5日に行われるリーガ・エスパニョーラ第36節ビジャレアル戦の前日会見で、再びポグバについてのコメントを求められると、少し慎重に回答している。
「私は彼が良い選手だと言ったんだ。もし他の選手の名前を挙げてくれれば、同じように話しただろう。彼は良い選手だし、私は彼のことをよく知っていると言っただけで、それ以上は何も話していない。これ以上は何も言うことはない。現段階では特に、だ。ポグバは、マンチェスター・ユナイテッドの選手だ。シーズンが終わってから、何が起こるか見てみよう。誰が来て、誰が去るのか。私は一度もポグバを連れて来るとは言っていないし、すべてが決まるまではそんなことは言わない」
依然としてポグバへの興味は否定しなかったものの、来季の補強に関しては今季が終了するまで何も語らない姿勢を見せた。それでもクラブが移籍に向けて動き出していることについては、否定しなかった。