オーバ、ロイスも最高評価

　香川同様に10点満点の評価を手にしたのはハットトリックのオーバメヤン。「オーバメヤンは試合前に兄弟と賭けをしていた。ガバラ戦のハットトリック後、もう一度3点取れるかというものだ。自信について言えば、言うまでもないだろう。ストライカーは賭けに勝った」と寸評では、家族にハットトリックを約束していた絶好調のオーバを手放しでたたえた。

　香川のアシストで２得点を決めたMFロイスも10点満点を手にした。天才は、左足親指亀裂骨折から完全復活を印象付けた。寸評では首位バイエルン・ミュンヘンを追走するドルトムントにとっても朗報としている。

「試合終了10分前に交代になった際にはスタンディングオベーションを受けた。ロイスは2得点を決めたが、そう、彼にはこれが必要だった。復帰後、ドルトムントのスターミッドフィルダーの調子は上昇していたが、アウクスブルク戦の偉大なパフォーマンスまで少し時間を必要とした。ロイスが再び信頼に値するゴールの供給源となったことはボルシア・ドルトムントにとって、とても重要なシグナルだ」

　3人が満点を手にする異例の高評価となったが、MFカストロ、ギュンドアンも9点と素晴らしい採点を手にしている。見せ場の乏しかったGKブルキは5点で最も低い評価となっている。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images