アーセナルが退任示唆のベンゲル監督に続投要請へ 2019年6月までの2年契約を準備

今季終盤に交渉 受諾すれば在任22年目に突入

 24日のエバートン戦で2-1の勝利を飾り、プレミアリーグ暫定首位に立ったアーセナルが、アーセン・ベンゲル監督に2年契約の延長オファーを準備。2019年6月までエミレーツ・スタジアムに名将を留めようとしていると、英地元紙「デイリー・ミラー」が報じている。
 ベンゲル監督は株主総会で、2017年夏に満了となる現在の契約期間に全身全霊を注ぎ込む方針を明らかにし、契約期間終了後は退任する可能性が浮上していた。
 だが、アーセナル経営陣は新たに2年契約を提示する方針。フランス人指揮官に2018-19シーズン終了時までの続投を望んでいるという。
 ベンゲル監督は2003-04シーズン以降、プレミアリーグタイトルから遠ざかっているが、2シーズン前からFAカップ連覇に成功。今季のUEFAチャンピオンズリーグではディナモ・ザグレブ、オリンピアコスという格下に連敗を喫して批判を浴びたが、20日の第3節でドイツの絶対王者バイエルン・ミュンヘンを2-0と破り、再び上昇気流に乗っている。
 19年6月まで契約を延長しこれを満了した場合、アーセナルで23年間という異例の長期政権を築くことになる。クラブ側は契約延長交渉を、今季終盤に行う意向だという。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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