“元Jリーガー”の慶南MF邦本、王者・鹿島撃破の活躍に韓国注目 「悪童の過去と決別」

慶南FCのMF邦本【写真:Getty Images】
慶南FCのMF邦本【写真:Getty Images】

決勝ボレー弾でチームを勝利に導き存在感 「邦本にとって感慨もひとしおな試合だ」

 かつてJリーガーとしてプレーした慶南FC(韓国)のMF邦本宜裕は、24日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第4節・鹿島アントラーズ戦(1-0)で、決勝ゴールを決める活躍を見せた。韓国移籍で“復活”を遂げた21歳のレフティーを現地メディアも「悪童の過去と決別」と報じている。

 邦本は浦和レッズユースから2015年にアビスパ福岡へ加入してJリーグデビュー。翌年には主力クラスまで上り詰めたが、契約条項に違反する秩序風紀を乱す行為があったとして17年に福岡との契約解除が決定。無所属の期間を経て、18年に韓国へ渡った。

 9日のACLグループステージ第3節・鹿島戦(2-3)は、韓国移籍後初めて日本のクラブと対戦。後半11分、ゴール前に鋭いクロスを左足で入れると、これが鹿島DF犬飼智也のオウンゴールを誘い先制に成功。同26分には、右コーナーキックのキッカーを務めた邦本が左足でゴール前にピンポイントクロスを入れ、MFジョーダン・マッチが鹿島DF小田逸稀のマークを外して右足ボレーを突き刺し、アシストをマークしていた。

 初の“日本凱旋ゲーム”となった鹿島のリベンジマッチでは、2ボランチの一角で出場。スコアレスで迎えた後半18分、マッチの右サイドからのクロスを、ファーサイドから走り込んできた邦本がダイレクトで合わせて先制ボレー弾を決めた。これが決勝点となり、慶南が前節で鹿島に敗れた雪辱を果たした。

 殊勲の邦本は、試合のマン・オブ・ザ・マッチに選出。韓国メディア「NEWSIS」は「日本、慶南FC邦本に感心『悪童の過去と決別』」と見出しを打ち、紆余曲折の邦本のキャリアに触れながら「冷静にゴールを決め、最優秀選手に選ばれた。試合終了後、涙を流す場面もあった。邦本にとって感慨もひとしおな試合だ」と報じている。

 東京五輪を目指すチームを率いる森保一監督も視察したなかで、しっかりとアピールした邦本。韓国で生まれ変わった21歳が、代表メンバー争いに名乗りを上げられるか、その行方にも注目が集まる。

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