浦和に2連勝の全北現代、韓国紙が“Jリーグキラー”ぶりに注目 「攻守のバランスも完璧」

全北現代は2016年以降、Jリーグチーム相手に6連勝を飾っている【写真:Getty Images】
全北現代は2016年以降、Jリーグチーム相手に6連勝を飾っている【写真:Getty Images】

2016年以降のACLでのJリーグ勢との対戦成績は6戦全勝 浦和に対しても「一枚上手だった」

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第4節が24日に行われ、G組の全北現代はホームで浦和に2-1と勝利した。

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 これで前節に続き浦和に2連勝した全北。韓国のスポーツ紙「MKスポーツ」は、「全北はJリーグキラーだ。Jリーグチームを相手に6連勝を飾っているからだ」と報じている。

 この試合では全北のFWリカルド・ロペスの活躍が光った。前半11分にロペスが先制点を決めて1-0で折り返すと、後半3分には左サイドからのロペスのクロスにFWキム・シンウクが頭で合わせてリードを2点に広げた。同12分に浦和のFW興梠慎三に1点を返されたが、最後までリードを守って全北が勝利した。

 同紙は「ふたを開けてみれば、全北が浦和よりも一枚上手だった」と両者に実力差があったと伝えつつ、特に全北がJリーグクラブに対して強さを発揮してきた事実についてもまとめている。

「これで全北は2016年のACL以降、Jリーグチームとの戦績は6勝となった。さらに13得点4失点と攻守のバランスも完璧だった。浦和との歴代戦績は3勝1分2敗とわずかに優勢だ」

 グループGの首位は勝ち点9の全北。浦和は勝ち点4とその差は「5」となった。全北は残り2試合で1勝でもすれば、自力で決勝トーナメント進出を決められる。

 全北現代の2016年以降のACLでのJリーグ勢との戦績は以下のとおり。

■2016年
2月23日 FC東京(H) ○2-1
4月20日 FC東京(A) ○3-0

■2018年
2月13日 柏レイソル(H) ○3-2
4月4日 柏レイソル(A) ○2-0

■2019年
4月9日 浦和レッズ(A) ○1-0
4月24日 浦和レッズ(H) ○2-1

(金 明昱 / Myung-wook Kim)



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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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