ミランとインテルの本拠地“サン・シーロ” 3階席で「不自然な振動」を計測し調査

ACミランとインテルの本拠地「サン・シーロ」【写真:Getty Images】
ACミランとインテルの本拠地「サン・シーロ」【写真:Getty Images】

7日のインテル対アタランタ戦で計測 ミラノの自治体は「倒壊の危険性なし」と発表

 北イタリアの都市ミラノのサッカー専用スタジアム、「サン・シーロ」の呼び名でも知られる「スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ」について、気掛かりなニュースが報じられている。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、3階席で不自然な振動が計測されたと報じている。

 サン・シーロはサッカー専用の3層構造スタジアムで、その3階席からはまるでピッチを真上から見下ろすようなアングルでサッカーを見ることができる。観客席の傾斜も急であるため、ピッチが非常に近く感じられるスタジアムだ。

 ACミランとインテルの本拠地として世界のサッカーファンにお馴染みのスタジアムだが、4月7日に行われたセリエA第31節のインテル対アタランタ(0-0)のゲームでは、3階席から不自然な振動が計測されたという。これを受けてスタジアムの安全性という観点から、ミラノの自治体による調査が行われたという。

 その結果は、「記録された現象は構造物の安全係数の低下にはつながらず、したがってこの点に関して具体的な措置を講じるべきではないと指摘した」というものだった。つまり現時点では、この揺れが起こった直後に指摘されたようなスタジアムの倒壊につながる危険性はないという。

 サン・シーロを本拠地とするミランとインテルは現在、新スタジアムの建設計画を進めているとされている。そのなかで、サン・シーロに関しては「解体」と「存続」の二つの道が未決定のまま議論が進んでいるとされてきた。

 元は1925年に建設された歴史あるスタジアムで、90年のイタリア・ワールドカップに合わせて現在の形に改修された。数々の名勝負を生み出してきたスタジアムは、ミラノ市内にある劇場とも引っ掛けて「カルチョのスカラ座」と呼ばれることもある。

 近年、国内王者ユベントスをはじめ欧州では新スタジアムの建設が多くなっているが、サン・シーロはその姿を残すことができるのか。そして、安全性に問題はないとされるものの、不自然だとされているこの振動が繰り返されないことを願うばかりだ。

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(Football ZONE web編集部)


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