浦和DF橋岡、“メンバー外”から復活 勝利に貢献のG大阪戦で「1試合の大切さ」実感

橋岡を支えた強い思い…「練習からやっていることは間違っていない」

 しかし、チームは4バックで結果が出ずに3バックへ戻り、このG大阪戦に向けてオリヴェイラ監督は「攻撃的な相手のサイドバックを抑えるため」という趣旨で橋岡と山中を起用した。そして、巡ってきたチャンスに橋岡は奮起。前半はDF藤春廣輝、後半はDFオ・ジェソクと対峙しながら「僕にやれるのは、戦うこと」という言葉そのままのプレーを見せた。そして、GK西川周作からのロングボールを、何度となく右サイドで高さを生かしたヘディングで前線につないだ。

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 以前、橋岡はメンバーから外れた際に「去年を思い返せば、プレーが良くないのに使われ続けている自分がいたことに気づかされた」と話していた。その思いを再びすることになったが、「練習からやっていることは間違っていない」という強い思いが自身を支えた。そして、後半42分にMFエヴェルトンが決勝ゴールを奪った1-0の勝利後、「試合に出るのは当たり前じゃないという、1試合の大切さを感じます。そういう気持ちでやることで成長できると思う」と、改めて気を引き締めた。

 橋岡は試合を終えてチームとともに帰京すると、そのままU-20日本代表の合宿に向かう。5月にU-20ワールドカップ(W杯)を控えるチームの中心メンバーでもあるだけに、こうした代表チームとの掛け持ちは避けられない。

 それでも橋岡が目指すのは「代表に行って、チームに戻ってきてもすぐに高いパフォーマンスを出していける選手」というところだ。所属チームで激しくポジションを争い、世代別代表では頼られる地位にいること。その両立を図る時間は決して簡単なものではないが、少なくともそれを成長につなげる準備と心構えは間違いなくできあがっている。

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