ミランの救世主は16歳のブッフォン2世か 親善試合ミラノダービーで先発へ

欧州ビッグクラブも注目の存在

 今季開幕前、国際親善大会インターナショナル・チャンピオンズカップのレアル・マドリード戦に出場したドンナルンマは、PK戦において決められたら敗戦が決まるという5人目のドイツ代表MFトニ・クロースのキックを阻んでいる。その後、両チームのキッカーが決め続けた結果、11人目のキッカーとして登場。ここで、PKをストップされて敗戦が決まるという悔しさを味わった。世界最高峰の選手たちを相手として、大きな経験を積んでいる。
 現在の契約は2018年6月まで。すでにバルセロナのドイツ代表GKテア・シュテーゲンを引き合いに出すかのように、欧州のビッグクラブから注目を浴びている。
 今季のミランは120億円の補強費を投じながらも一向に浮上の兆しを見せず、シルビオ・ベルルスコーニ会長の現場介入や日本代表FW本田圭祐のクラブ批判などピッチ外でも、さまざまな問題が山積している。かつての名門は、20年前の神童ブッフォンよりも1年早いデビューを狙う守護神に浮沈を託すことになるかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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