バルサFWスアレス、英雄フォルランに比肩する一撃に称賛 「リーガの生きる伝説」
ビジャレアル戦で同点弾を決め、リーガ通算128得点とウルグアイ人選手最多記録に並ぶ
バルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレスは現地時間2日、リーガ・エスパニョーラ第30節ビジャレアル戦(4-4)の試合終了間際に同点弾を沈め、チームを敗戦の危機から救った。このゴールでリーガにおけるウルグアイ人選手最多ゴール記録に並び、スペイン紙「マルカ」は「ラ・リーガの生きる伝説」として称えている。
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首位を走るバルセロナは、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシら主力をベンチスタートにしてビジャレアル戦に臨んだ。しかし、前半12分にブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョのゴールで先制点を奪ったが、その後に失点を重ねて2-4で試合終盤へ。4連続失点と守備が崩壊したこともあり、敗戦は濃厚と思われた。
しかし、最後にドラマは待っていた。途中出場のメッシが後半45分に鮮やかな直接FK弾を決めると、同アディショナルタイムにセットプレーを獲得。相手のクリアボールがファーサイドで待っていたスアレスの下にこぼれると、左足を一閃してゴールに突き刺し、劇的な同点弾を生み出した。
この一撃はスアレスにとって記念すべきゴールとなった。リーガ・エスパニョーラ通算160試合目にして、スアレスが積み重ねたゴール数は128。同国代表の先輩ストライカーで、かつてJリーグ・セレッソ大阪でもプレーしたFWディエゴ・フォルラン氏の記録と並んだ。しかも、フォルラン氏より80試合少ないタイミングで達成している。
スペイン紙「マルカ」は「ラ・リーガの生きる伝説」としてスアレスを紹介。「将来的にスペインでプレーするウルグアイ人ストライカーは、彼と比較されることになるだろう」と記し、2021年6月まで契約を残すなかで「もっとゴールを加える時間がある」とさらなる記録更新に期待を寄せている。
ジローナのウルグアイ代表FWクリスティアン・ストゥアーニはこれまでリーガで通算80ゴールを奪っているが、後輩にとって“大きなハードル”となるスアレスは、今後どれだけの得点を積み重ねていくのだろうか。