イカルディ、復帰後初得点もインテルサポーターとの溝を伊メディア指摘 「亀裂は明らか」
チーム合流後の得点にも「あふれるブーイングと、まばらな拍手」と歓迎されず
セリエAの強豪インテルは、現地時間3日のリーグ第30節でジェノアとのアウェーゲームに4-0で大勝した。このゲームが復帰戦となった前キャプテンのアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディはチームの2点目を決めたが、サポーターからのリアクションは溝の深さを改めて示している。
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イカルディは1-0のリードで迎えた前半40分、自ら得たPKを決めてゴール。その後、後半35分に交代でピッチを退くが、イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は、この時の光景を「あふれるブーイングと、まばらな拍手」と報じた。もっとも、アウェーゲームであったことからも「本当の反応はサンシーロでのゲームを待つ必要がある」とも記している。
イカルディは契約延長交渉のもつれでクラブと対立関係になり、2月13日には主将の座をはく奪され、試合への帯同も認められなくなった。この時の大きな原因とされているのが、イカルディの妻であり代理人のワンダ・ナラ氏がSNSを通じてクラブに対する批判的な言動を繰り返していたことだった。過去にもイカルディとの“夜の生活”を赤裸々に綴り、そもそもこの結婚がイカルディの元チームメートであるマキシ・ロペスからの略奪婚だったことも合わせて、ワンダ・ナラ氏のSNSは常に炎上し続けている。
ジェノア戦後にもワンダ・ナラ氏はインスタグラムに「いつもあなたとともに」というシンプルな言葉と、自身と子供2人が映った写真を投稿したが、コメント欄もまた「あふれるブーイングと、まばらな拍手」という表現がぴったりの炎上ぶりを見せている。
記事でも「改めて背番号9(イカルディ)とインテルの間の亀裂は明らかになっている」とされるなど、その関係回復には1ゴールでは到底足りない模様だ。ワンダ・ナラ氏はサッカー番組への出演時に、元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノ氏に「お前のせいだ」「イカルディはインテルから出ていくしかない」と、面と向かって痛罵されていたが、シーズン後にはその言葉通りの結末となってしまうのだろうか。
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