グループGの見逃せない一戦 師弟対決のドイツ対アメリカ、奇跡を待つガーナ対ポルトガル

ノーガードの打ち合い必至

 

 まず、比較的シンプルなガーナとポルトガルの状況を整理してみよう。2カ国とも勝利が絶対条件で、引き分け、あるいは負けとなった時点で敗退が確定する。ドイツ対アメリカが引き分けてしまったら、どのような結果になってもこの2チームに勝ち抜けはない。勝ち点で並んでも、得失点差で上回れない可能性もある。

 だが、この2チームは可能性がある限り、勝利を目指すはずだ。それ以上に1勝もしないまま、王国を去ることは受け入れがたいだろう。ガーナは第2戦で優勝候補筆頭のドイツ相手にアップセットの寸前までいった。満身創痍の『CR7』だが、ライバルであるメッシが爆発する影で、ひっそりとスペインに帰るなど、彼の誇り高きプライドが許さないだろう。双方共に引き分けても意味がないこの試合、ノーガードの打ち合いになる。

 ポルトガルは、けが人が続出している。ファビオ・コエントラン(レアル・マドリード)は出場不可能で、ウーゴ・アウメイダ(ベスクタシュ)と、エウデル・ポスチガ(ラツィオ)の出場も微妙だ。主力を欠く中、ドイツ戦で一発退場したペペ(レアル・マドリード)が帰ってくる。

 一方、ガーナは、右サイドバックのダニエル・オパレ(スタンダール・リエージュ)がけがのため出場できない。また、スレイ・ムンタリ(ACミラン)が累積警告のため出場停止となっているが、このポジションにはマイケル・エシアン(ACミラン)がけがから復帰している。そのため、大きな穴にはならないだろう。

 ポルトガルにもタレントはいるが、主導権を握るのはガーナだろう。不安定さを露呈する中盤は、ガーナの身体能力に押し切られる事が増えそうだ。よって、フィジカルに勝るガーナが試合を支配し、テクニックのポルトガルがカウンターでゴールに迫る展開を予想する。

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