レスター指揮官が岡崎相棒FWの放出には巨額移籍金を要求「私がオーナーなら、大金、大金、大金だ!」

12年に5部から移籍のシンデレラボーイ

 レスター・シティのクラウディオ・ラニエリ監督は今季リーグ7得点でランキング首位に立つイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディ放出に巨額移籍金を要求することを明言した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 28歳のストライカーは2012年に当時カンファレンス・ナショナル(5部相当)のフリートウッド・タウンFCから100万ポンド(約1億9000万円)の移籍金でレスターに加入。今季は日本人男性に向けた人種差別発言で社会問題を起こしたが、謝罪するなどの更生ぶりを見せ、イングランド代表に選出されるほどの活躍を見せている。

「私がオーナーなら、大金、大金、大金だ! ジェイミーが欲しければ、大金を持ってこい」

 イタリア人監督は、日本代表FW岡崎慎司の相棒を放出する時には巨額の移籍金が必要となると明言している。

「我々は彼に残ってもらいたい。最高の選手を維持したい。だが、お金を支払えるクラブがあるのなら、問題ない。我々は再出発をして、いい選手を探すことになる。現時点ではジェイミーと共に喜びを分かち合っているけどね」

 移籍金次第では交渉に応じるクラブの方針を明言している指揮官は「残留しろ、出て行けと私は言えるけれど、それは違う。私は選手に幸せになってもらいたいだけだ。それが私の哲学。残留して不幸せな人間を残したりしない。ジェーミーは今すごく幸せなんだ」と語った。

 2018年シーズンまで契約を残しているヴァーディは、プレミアリーグに自国出身選手を登録しなければいけない制度が存在するために、28歳という年齢にも関わらず、英国内での移籍金は膨れ上がる可能性もある。このままの活躍を見せれば、やや遅咲きのシンデレラボーイには今年1月以降にビッグクラブに移籍するシナリオも待っているかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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