マンU、ドルトムント新鋭MF獲得に自信 英紙報道「プレミアリーグに連れ戻す決意」
サンチョは「オールド・トラフォードに完璧にフィット」 不利な“条項”も存在せず
マンチェスター・ユナイテッドは、ドルトムントのイングランド代表MFジェイドン・サンチョの獲得に向けて自信を持っているようだ。「ユナイテッドは今夏にもドルトムントを説得できると考えている」と、英紙「イブニング・スタンダード」が報じている。
18歳のサンチョは2017年にマンチェスター・シティの下部組織からドルトムントに移籍。今季は優勝を争うドルトムントでここまで8得点と大ブレイクを果たし、昨年10月にはイングランド代表にもデビューした。様々なクラブから関心が寄せられるなか、シティのライバルクラブであるマンチェスター・ユナイテッドは熱心にサンチョを追跡しているようだ。
「イブニング・スタンダード」によると、ユナイテッドはサンチョを今夏のメインターゲットと捉えており、ドルトムントが売却を否定するスタンスを見せているなかでも、8000万ポンド(約117億円)の移籍金によって口説き落とすことができると認識しているという。獲得レースではパリ・サンジェルマン(PSG)との競合が予想されるが、同紙は「ユナイテッドはサンチョをプレミアリーグに連れ戻す決意を固めており、オールド・トラフォードに完璧にフィットすると考えている」と報じ、ユナイテッドのサンチョ獲得に対する熱意を伝えている。
また、記事では今年1月にシティからレアル・マドリードに移籍した19歳MFブラヒム・ディアスの契約に付帯していると言われる“ユナイテッド条項”について紹介。ディアスが他クラブに移籍する際、シティにも移籍金の15%を支払うという内容だが、売却先が「マンチェスターの別のクラブ」の場合は40%に膨れ上がる。仮にサンチョの契約にこの条項が含まれていれば、獲得レースで不利になることも予想されたが、ユナイテッドはそうした条項がないことを確認済みとのことだ。
フェアかつ激しい競争が見込まれるサンチョの争奪戦。ドルトムント残留の線も含めて、今夏の注目ポイントの一つになるだろう。