注目される日本代表「10番」の行方 “有力候補”中島翔哉の見解は…「番号はただの番号」

日本代表MF中島【写真:Noriko NAGANO】
日本代表MF中島【写真:Noriko NAGANO】

森保ジャパン発足から3カ月連続で10番を背負った中島 「背番号にはこだわっていない」

 森保一監督率いる日本代表は19日、22日のコロンビア戦(日産スタジアム)、26日のボリビア戦(ノエビアスタジアム神戸)に向けた国内合宿2日目を実施した。MF香川真司(ベジクタシュ)がロシア・ワールドカップ(W杯)以来の招集となったなか、誰が10番をつけるかが注目を集めているが、候補の1人と目されるMF中島翔哉(アル・ドゥハイル)は「番号はただの番号」と、自身のプレーを最優先にすることを誓った。

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 中島はロシアW杯出場こそ逃したものの、森保体制発足から3カ月連続で10番を託され、4試合で1得点2アシストを記録。MF南野拓実(ザルツブルク)、MF堂安律(フローニンゲン)との若き2列目トリオは、一躍森保ジャパンの重要な攻撃オプションとなった。

 負傷で離脱したアジアカップ後、中島はポルトガル1部のポルティモネンセからカタールのアル・ドゥハイルへ移籍。3月12日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)第2節アル・ヒラル戦(1-3)でACL初ゴールを挙げるなど、調子を上げて日本代表へ合流した。

 プレーはもちろん、香川が復帰したことで注目を集めるのは「背番号10」の行方だ。森保監督体制では、これまで中島とMF乾貴士(アラベス)が背負ってきたが、W杯を含めて長年10番を背負ってきた香川も間違いなく有力候補だろう。

 香川は取材に応じた18日、「もちろん10番というのは自分にとっては大事。ただそれは誰が決めるか分からないので、みなさんも楽しみにしてください」と話していたが、中島にも当然10番の質問がぶつけられた。しかし、中島はあくまで、“楽しむ”という自身の信条を崩すつもりはないようだ。

「前から言っていますけど、番号にはこだわっていないので。やっぱり試合で良いプレーをすることが、サッカー選手としても日本代表の選手としても大事。あまり気にしていないというか、番号はただの番号というだけ」

 香川の代表復帰で激化するポジション争いについても、「いろんな選手がいますけど、自分なんかよりも経験があってレベルの高い選手がたくさんいる。自分のプレーをすればすごくやりやすくなるはず。そこは頼っていきたい」と話した。

 2018年11月以来の代表戦で、カタールで成長した姿を見せてくれると期待したい。

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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