「フェア?」 GKの背後に隠れボール強奪…「奇妙なゴール」の珍プレーに反響止まず

カーライルのFWハラム・ホープ(右)【写真:Getty Images】
カーライルのFWハラム・ホープ(右)【写真:Getty Images】

英4部、カーライルFWのプレーに会場騒然 「彼はGKを欺くために…」

 イングランドのフットボールリーグ2(英4部相当)で生まれた珍ゴールが世界中で話題となっている。注目を集めたのは、現地時間12日に行われたイングランドのフットボールリーグ2(英4部相当)、カーライル対ノッツ・カウンティ(1-3)の試合で生まれたワンシーンだ。

 敵地に乗り込んだノッツ・カウンティがFWカネ・ヘミングスの2ゴールによってリードを奪う展開となり、苦戦を強いられたカーライルのFWハラム・ホープが老獪な行動に出て会場が騒然となった。

 後半31分、ボールをキャッチしたノッツ・カウンティのGKライアン・スコフィールドは、前方にフィードを送ろうとターゲットを探し、ボールをピッチ上に転がした。この場面で相手ゴール横に立っていたのがホープだ。

 スコフィールドがペナルティーエリアの外にボールを投げた瞬間、ホープがゴールライン付近からダッシュして、いち早くボールを強奪。死角から飛び出してきた形のホープに仰天したスコフィールドは体を投げ出してシュートを阻止しようとしたが、ホープが難なく無人のゴールにボールを流し込んだ。

 試合に敗れたカーライルだが、ホープの一撃を英メディアなどが報道。その反響は拡大しており、ロシアのテレビ局「ロシア・トゥデイ」は「これは、あなたが見る今季最も珍しいゴールかもしれない」と伝えれば、アルゼンチンメディア「Diario Registrado」は「彼は眠りに落ちた」と冗談交じりに記し、「世界で最も奇妙なゴール? 変わった方法でゴールした」と続けた。

 また、コロンビアラジオ局「Bluradio」は「これはフェア? 彼はGKを欺くために背後に隠れていた。イングランドサッカーのなかで最も不思議なゴールの一つとして登録された」と指摘している。

 ルール上は問題がなくゴールとして認められたプレーだが、珍ゴールのインパクトは大きかったようだ。

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