「優勝に辿り着くのは可能」 鹿島FW安部、FIFA公式サイトでU-20W杯へ抱負
代表でのプレーは「とても名誉なこと」 U-20W杯で対戦が楽しみなチームは…
鹿島アントラーズのU-20日本代表MF安部裕葵は2018シーズンのJリーグベストヤングプレーヤー賞に輝くなど、この1年間で大きな飛躍を遂げた。そして今年5~6月にかけてU-20ワールドカップ(W杯)が控えるなか、FIFA公式サイトが安部にインタビューを敢行。その意気込みを語っている。
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FIFAが安部に注目したのは、昨年12月に行われたクラブW杯に鹿島がアジア代表として参戦したところにもあるだろう。「左サイドのアタッカーは、クラブW杯という世界的な戦いで経験を手にすることができただろう。グアダラハラ、リーベル・プレート、そしてレアル・マドリードと対戦した。そして2019年のポーランドで再びW杯に挑む」と記している。飛躍となった1年間について安部はこのように語った。
「2018年は僕にとってすごく充実した1年だった。すべての試合が素晴らしい経験だったし、クラブW杯では各大陸の強豪チームと対戦する経験が積めました」
そんな安部はクラブレベルだけでなく、U-19アジア選手権でもベスト4進出を果たし、U-20W杯への切符を手に入れた。「クラブの実績を評価されたら、代表に加われると思う。鹿島のために集中してプレーする必要がある。日本代表になれるかどうかは関係なく、クラブのために全力を尽くしたい」と、まずは鹿島での戦いに集中する姿勢を見せている一方で、世代別の世界大会もやはりモチベーションの一つとなっているようだ。
「代表チームのユニフォームを身につけるのはとても名誉なことだし、日本中で注目を集めます。その経験は大きく成長するきっかけとなりました。グループステージで対戦する3チーム(エクアドル、メキシコ、イタリア)はすべてW杯の常連。今までヨーロッパの国と戦うチャンスはほとんどなかったので、イタリアとの対戦を楽しみにしています」
そして何より心強いのは、その目標設定である。「優勝に辿り着くのは可能だと思っています。1999年大会に準優勝して以来、日本ではU-20代表は強いと言われています。チームのため、そして僕自身のためにも、タイトルを獲得したいです」と宣言した。グループリーグには多士済々のライバルが居並ぶが、それを打ち倒していくことが、頂点へのスタートと考えているに違いない。
(FOOTBALL ZONE編集部)