中島翔哉、意地のACL初ゴールを地元紙も評価 「アル・ドゥハイルを引き戻した」

アル・ドゥハイルMF中島翔哉【写真:(C)CONNECT】
アル・ドゥハイルMF中島翔哉【写真:(C)CONNECT】

アル・ヒラルに主導権を握られるなか、後半30分に一時同点となるゴールを奪取

 カタールのアル・ドゥハイルに所属する日本代表MF中島翔哉は、現地時間12日に開催されたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第2節のアル・ヒラル(サウジアラビア)戦に先発出場。チームは1-3で敗戦を喫したものの、中島は一時同点に追いつくACL初ゴールを決めるなど存在感を見せ、現地メディアからも評価されている。

 中島は得意ポジションの左サイドのアタッカーとしてキックオフの笛を聞いた。しかし、この日はホームで勝ち点3を狙うアル・ヒラルが主導権を握る展開となる。前半25分にはアル・ドゥハイルが最終ラインでのビルドアップミスを起こし、アル・ヒラルが先制する。リズムをつかめないアル・ドゥハイルのなかで、中島はドリブルとパスを織り交ぜて攻撃の起点になろうと苦心した。

 後半に入っても中島の創出したチャンスを生かし切れないなか、中島が仕事したのは後半30分だった。ゴール前の混戦からの浮き球ボールをいち早く処理した中島がシュート。これがゴール右隅に収まって1-1の同点とした。このゴールについてカタール紙「ガルフ・タイムズ」は以下のように描写している。

「ショウヤ・ナカジマは残り15分の段階でアル・ドゥハイルを引き戻した。日本代表のアタッカーはモハメド・ヤファリによる弱いクリアを左足でコントロールし、その左足でホームチーム相手に同点ゴールをねじ込んだ」

 まさに孤軍奮闘といった感の中島だったが、チームは振るわず同点から2分後にセットプレーで勝ち越し点を奪われ、後半34分にはかつてフランス代表にも名を連ねたFWバフェティンビ・ゴミスに追加点を許して万事休した。アル・ドゥハイルとしては勝ち点がつかめない痛い敗戦となったが、中島はその存在感を示したと言えるだろう。

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