狭まる「本田包囲網」 ミランがポルトガルの新鋭MFもリストアップ

トップ下の補強は既定路線

 ACミランが来年1月の移籍市場で、ナポリ戦後のクラブ批判で物議を醸した日本代表MF本田圭佑の代わりに、ウディネーゼのU−21ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスの獲得に乗り出す可能性があることが明らかになった。イタリアのサッカー専門サイト「カルチョメルカート・コム」が報じている。

 今夏の移籍市場でトップ下の補強を実現できなかったミランは、すでに2人の候補者をリストアップしている。「ミランは司令塔を変えようとしている。1月の移籍市場のためにトップ下をすでに探している」と記事ではレポートされている。レバークーゼンのトルコ代表MFハカン・チャルハノール、サウサンプトンのイタリア代表MFロベルト・ソリアーノが最有力候補だが、「チャルハノールは高額で、ソリアーノは契約を更新したばかり」と、ミランにとってハードルは高いという。

 ただ、2人を獲得できない場合に備えて、ミランはすでに次善の策を準備しているという。記事では「後継はポルトガル人。ミランはすでに備えている。ガリアーニはブルーノ・フェルナンデスの獲得を考えている」と報じている。ポルトガルの新鋭は1994年生まれ。イタリア2部ノヴァーラで頭角を現し、ウディネーゼに移籍した。ミランは500万ユーロ(約6億5000万円)の移籍金を準備しているという。

 この動きには、クラブ批判をぶちまけた本田のミランにおける立場の悪化があるという。記事では「本田の一件はミランに波乱を生んだ。この日本人は今季、試合で呼ばれた時には常に不十分で無気力にプレーし、ゲームに入ることもできていない」と厳しく批判。1年間リーグ戦で無得点で、今季ノーゴール、ノーアシストの背番号「10」は黒子役、泥仕事の部分でシニシャ・ミハイロビッチ監督に評価されていたが、プレッシャーのない場面でのボールロストなど凡ミスも散見されたことから、酷評されている。

 

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