“問題児”カッサーノ、イカルディ妻を口撃 「誰がこの大災害をもたらしたのか? 彼女だ」
サッカー番組にゲスト出演し、イカルディの妻で代理人のワンダ・ナラさんを非難
元イタリア代表FWである一方で、問題児としても知られたアントニオ・カッサーノ氏が、契約延長騒動の渦中で話題になっているインテルのアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディの一件について、自身の見解を語った。イタリアの衛星放送局「スポーツ・メディアセット」の番組に出演し、代理人である妻のワンダ・ナラさんに対して「お前のせいだ」と発言している。
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同局のサッカー番組「ティキ・タカ」にゲスト出演したカッサーノ氏は、コメンテーターとしてレギュラー出演しているワンダ・ナラさんを目の前に、その責任があるとハッキリと言い放った。
「誰がこの大災害をもたらしたのか? 彼女だ。イカルディを困難に陥れ、彼の周囲を灼熱の大地にした。明確に言えるのはしゃべり過ぎだということ。監督をやっているつもりなのか。SNSも使い過ぎだ。クラブ幹部にも、監督にも、イカルディからプレー機会を取り上げる理由がある。馬鹿げた行為ではない」
対面してこの言葉を浴びせられたワンダ・ナラさんは「SNSは情報を発信するのに必要なもの」などと反論したが、カッサーノ氏は「これは俺の意見だ。合っているかもしれないし、間違っているかもしれない。だが、この状況になったのはお前のせいだ。もう元には戻せない。イカルディはインテルから出ていくしかない」と言い放った。
イカルディは契約延長のもつれでキャプテン剥奪という憂き目にあったが、カッサーノ氏はインテルを率いるルチアーノ・スパレッティ氏について、「20年前、ローマで俺は副キャプテンだった。けれども、模範的な存在ではないとして、その座から降ろされた。理由がある行為だったし、正しかった。イカルディに同じことをしても、その根拠はしっかりある」と、その行動に自身の体験を踏まえて理解を示している。
イカルディはキャプテンを剥奪されただけでなく、試合への招集外も続いている。その騒動の元凶として、ワンダ・ナラさんには批判が集まっているが、かつての問題児から面前で痛罵される事態に胸中は穏やかではない様子だった。
(FOOTBALL ZONE編集部)