クロップも頭が痛い? リバプールのコウチーニョ獲得レースにマンCも参戦
ダビド・シルバの後継者として関心示す
マンチェスター・シティがリバプールのブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ獲得に5000万ポンド(約91億5000万)を用意して獲得を狙うと、英地元紙「デイリー・ミラー」が報じている。同紙は8日付の朝刊でこのニュースを一面で取り上げているが、就任間近と見られるユルゲン・クロップ氏の名前を早くも使い、「クロップがコウチーニョを巡る争いに直面」という見出しで紹介している
記事では、シティが2016年1月に30歳を迎えるスペイン代表ダビド・シルバの後継者になりえる存在として、コウチーニョを求めていると伝えられている。シティはこの夏に、合計1億400万ポンド(約190億円)を費やしてイングランド代表FWラヒーム・スターリングとベルギー代表MFケビン・デ・ブライネを獲得したが、2列目にさらなるタレントを加えることになるのだろうか。
クロップ氏は、3年契約でリバプールの新監督就任が決定的とされている。しかし、早々に悩ましい問題に直面する可能性が出てきた。昨季、イングランドサッカー選手協会選定のMVP候補にも名前が挙がるなど、進境著しいコウチーニョは、FWルイス・スアレス(バルセロナ)やMFスティーブン・ジェラード(LAギャラクシー)らスターの退団が相次ぐチームの希望の星だが、すでに複数クラブからの関心が伝えられる。
ブラジル代表の同僚FWネイマールからの熱心な勧誘が届くバルセロナや、レアル・マドリードも獲得を望んでいるというコウチーニョ。代理人は、リバプール残留を主張している。果たして、今後のブラジルを背負って立つとも言われる逸材は、名将クロップとともにチームをけん引する存在としてチームにとどまり続けるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images