ベジクタシュ香川、初先発1アシストで現地記者が絶賛 「こんな良い選手がトルコへ…」

新天地4試合で2ゴール1アシストと結果を残す香川に、現地記者が称賛をおくっている【写真:(C)BesiktasJK】
新天地4試合で2ゴール1アシストと結果を残す香川に、現地記者が称賛をおくっている【写真:(C)BesiktasJK】

トップ下出場で2ゴールに関与の香川、移籍後4試合で2ゴール1アシストの働きに賛辞

 MF香川真司が所属するトルコ1部ベジクタシュは現地時間25日、リーグ第23節でフェネルバフチェとのイスタンブール・ダービーに臨み、3-3ドローに終った。移籍後初スタメンを飾った香川は1アシストと結果を残したなか、現地ジャーナリストは「こんな良い選手がトルコへ滅多に来るものじゃない」「全ての試合で起用すべきだ」と絶賛している。

 移籍後4試合目で初スタメンを飾った香川はトップ下で起用されると、積極的に顔を出して攻撃のリズムを生み出す。前半10分に敵陣右サイドで獲得したFKでキッカーを務めて正確なクロスを送ると、その流れからトルコ代表DFギョクハン・ギョニュルが先制点を奪った。前半18分、トルコ代表FWブラク・ユルマズがPKを決めてリードを広げると、前半終了間際に香川が会場を沸かせる。

 ハーフウェーライン付近でこぼれ球を拾った香川は、相手の最終ライン裏にスペースがあるのを確認すると、間髪入れずにスルーパスを供給。絶妙な強さとタイミングで出したボールがユルマズに収まり、相手GKとの1対1を制して追加点が生まれた。

 後半に香川へのマークが強まると攻撃が機能不全に陥った一方、まさかの3失点で3-3ドロー決着。香川は後半40分までプレーし、後半こそ存在感が薄れたが、1アシストを含め2ゴールに関与する働きを見せた。

 そんな香川を称賛したのが、トルコ人ジャーナリストのフェイス・アルタイル氏だ。トルコメディア「Sporx」は同氏のコメントを紹介している。

「カガワは良い選手だし、上手くやっている。他の選手を外して、全てのゲームで彼を起用すべきだと思う。こんな良い選手がトルコへ滅多に来るものじゃない。ベランダより、はるかに優れた選手だ」

 同氏が香川と比較するように挙げたのは、ガラタサライで10番を背負うモロッコ代表MFユネス・ベランダのことだ。今季リーグ戦15試合に出場し、3ゴール7アシストの結果を残しているが、アルタイル氏は香川の実力が上と分析している。

 初アシストをマークし、新天地4試合で2ゴール1アシストと結果を残す香川。日本代表の一員として昨夏のロシア・ワールドカップで活躍後、ドルトムントでは不遇の日々を過ごしていたが、ベジクタシュ加入1カ月足らずで多くの人を魅了しているようだ。

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