なぜゴールが生まれない? ドロー発進の浦和、選手たちが語った2戦連続無得点の要因

浦和MF柏木陽介【写真:Noriko NAGANO】
浦和MF柏木陽介【写真:Noriko NAGANO】

ゼロックス杯から“つなぎ”の部分は改善されるも、サイド攻撃とフィニッシュに課題

 J1浦和レッズは23日に行われたベガルタ仙台との開幕戦を0-0の引き分けで終えた。16日の富士ゼロックス・スーパーカップで川崎フロンターレに0-1で敗れてから1週間、改善の兆しが見える一方で2試合連続ノーゴールという事実も残った。

 ゼロックス杯からの変更点は左サイドに新加入のDF山中亮輔を配し、右サイドにはMF宇賀神友弥を回したこと。オズワルド・オリヴェイラ監督は宇賀神の配置転換について前日の記者会見で、「彼にとっては利き足のサイドになる。両サイドから良いクロスがFWに入ることを期待している」という狙いを明かしていた。

 仙台戦で好転したのは、最終ラインからつなぐ部分だったとは言えるだろう。川崎戦では安定してハーフウェーラインを越えることがあまりできず、シュートも90分で1本という状況だった。それと比較すれば、主将のMF柏木陽介が「回しの部分や切り替え、守備の球際は良くなっている」と話したのもその通りだった。一方で柏木は「それ以上でも以下でもないと思う。得点を取らないと勝てないから」と、それがフィニッシュにつながったかどうかという点では疑問符をつけた。

 一因として、安定したボールのつなぎをするために、柏木が頻繁に最終ライン近くに顔を出し、さらにはアンカーのMFエヴェルトンもいる。そして、FW杉本健勇もまた中盤に降りてきてボールを受けようとすることで、チーム全体を見れば後方に人数が集まった感は否めなかった。杉本とコンビを組んだFW興梠慎三は、「健勇が落ちてしまうと、センタリングに対して入れなくなる。前にいたほうが怖い、と話した」と試合後に明かしている。

 そうした状況もあり、山中や宇賀神が狙いとしていたクロスを蹴る場面はあまりなかった。山中はグラウンダーのボールで中央の嫌な位置に供給する形や、狙いの分かるアーリークロスでキックミスになったシーンはあったが、宇賀神のサイドはそれもほとんどなかった。試合後に宇賀神は「良い形での展開は、両サイドともにほとんどなかったと思う」と語り、布陣の狙いがピッチ上に反映されていない面が浮き彫りになった。

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