レアルでリーグ制覇2度の名将、メッシを“世界最高の選手”と称賛 「唯一の天才」

カペッロ氏(左)がメッシ(右)を称賛している【写真:Getty Images】
カペッロ氏(左)がメッシ(右)を称賛している【写真:Getty Images】

カペッロ氏はC・ロナウドを称賛しつつも、メッシをより高く評価

 かつてユベントスやレアル・マドリードなどを指揮したファビオ・カペッロ氏は、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがユベントスに移籍した影響は、チームにとって大きなプラスになったという。だが、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシこそが「世界のフットボール界で唯一の天才」だと称賛した。衛星放送「FOXスポーツ」アジア版が報じている。

 カペッロ氏と言えば、言わずと知れたイタリアの名将だ。現役時代はローマやユベントス、ミランでプレーし、いくつものタイトル獲得に貢献した。さらに現役引退後にはミランやレアル、ユベントス、イングランド代表など、数々のチームで監督業を歴任し、こちらでも多くのタイトルを獲得している。

 カペッロ氏は先日、その年に世界のスポーツの各分野で活躍した個人及び団体を選出して称える「ローレウス世界スポーツ賞」の式典に参加。“スポーツ界のアカデミー賞”とも呼ばれる賞の授賞式典で、多くのイタリア人コーチがロナウドを称賛していることを語りながらも、ポルトガル人アタッカーと同じく5度のバロンドールを受賞したメッシこそが世界のトップ選手であると自身の見解を明かした。

 レアルの監督として2度のリーグ制覇を成し遂げた指揮官は、ライバルチームの大黒柱であるアルゼンチン人アタッカーに対して「レオ・メッシはフットボール選手ではない。彼は天才だ。世界のフットボール界において唯一の天才だよ」と称賛。加えて「彼はアルゼンチン代表ではあまりシルバーウェア(優勝トロフィー)を獲得していないが、それは彼一人ですべてを行うことはできないからだ」と、代表でなかなかタイトルを獲得できない理由を語っている。

 またロナウドに関しては、「多くのユベントスの選手たちの目を覚まさせた」と日頃の姿勢からチームメートに良い影響を与えていると語り、古巣であるユベントスの変化を説明している。

 カペッロ氏も認めるメッシは、先日の試合で今季の公式戦30ゴールを達成。まさしく天才と言える男は、まだまだ数々の記録を塗り替えていくだろう。

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