INAC京川舞、2年半ぶりの代表活動で得た収穫 高倉監督を直撃し受けたアドバイスは?

INAC神戸のFW京川舞【写真:(C)INAC KOBE】
INAC神戸のFW京川舞【写真:(C)INAC KOBE】

なでしこジャパン復帰を狙える位置に帰還「以前の感覚に比べたら、近づいている」

 日本女子代表候補グループを対象とした、なでしこチャレンジのトレーニングキャンプが、1月28日から4日間行われた。なでしこジャパン入りを目指す精鋭23名のなかで、フル代表での出場経験を持つ1人がINAC神戸レオネッサのFW京川舞だ。2016年7月以来の代表活動を経て、「2019年はなでしこジャパン入りが目標です!」と決意を新たにしている。

 INAC7年目を迎えた昨季、京川はFW岩渕真奈らと激しくポジションを争いつつ、リーグ戦17試合に出場してチーム1位タイの6得点をマーク。2019年元日に行われた皇后杯決勝でも、準々決勝から3試合連続となるゴールを奪い、三冠女王の日テレ・ベレーザ相手に必死に食らいついた。

 “成長の2018年”を経て迎えた今年、京川に約2年半ぶりの代表活動のチャンスが巡ってきた。「なでしこジャパンの底上げと、女子サッカーの全体的なレベルアップ」(高倉麻子監督)を目的としたなでしこチャレンジとはいえ、代表候補に挙がる選手たちとの時間には大いに刺激を受けたと語る。

「なでしこジャパンに選ばれているメンバーに近い選手とトレーニングができて、自分が何をしていかなきゃいけないのか、見つけられた合宿になったと思います」

 2011年のU-19アジア選手権でMVPと得点王をダブル受賞した京川は、翌年2月に飛び級でなでしこジャパンに初選出。アルガルベカップでフル代表デビューを果たし、U-20女子W杯に挑むU-20代表ではエース、なでしこジャパンではロンドン五輪のメンバー入りも期待されていた。しかし、2012年の前十字靭帯断裂など度重なる故障もあり、2016年7月のスウェーデン戦(出場はなし)以降は代表から遠ざかっている。

 ようやく代表復帰を狙える場所に戻ってきたことに、「以前の感覚に比べたら、なでしこジャパンの選手に追いつけてきていると思います」と自信を覗かせつつも、「でも、何かが足りないから選ばれていないという現実はあります」と冷静に自身の立ち位置を見つめる。そんな京川は合宿中、高倉監督に「自分には何が足りないか」という質問をぶつけたという。

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