イスラエル1部マッカビ・ネタニヤのFWベチライが絶妙テクニックで相手を手玉に取る

　イスラエル1部リーグで生まれた衝撃プレーの反響が拡大している。2日のリーグ第21節ハポエル・ベエルシェバ対マッカビ・ネタニヤは1-1の引き分けに終わったなか、後半37分に元モンテネグロ代表FWファトス・ベチライが4秒で4人連続股抜きドリブルを披露。海外メディアも「前代未聞」「突飛すぎる」と驚きの声が上がっている。

　試合はマッカビ・ネタニヤが前半15分に先制するも、直後の同17分にハポエル・ベエルシェバもPKで同点ゴールを決める。1-1のまま終盤まで進み、後半37分にマッカビ・ネタニヤのFWベチライが圧巻のスキルを見せた。

　相手陣内でボールを受けたベチライは、反転と同時に背負った相手の股下にボールを通して前を向くと、カバーリングに入った相手が足を伸ばした瞬間に再び股抜き。ややボールが流れたところで3人目の相手が飛び込むも、ベチライが一瞬早くボールに触って股下を通し、さらに4人目の相手が寄せに来たところでドリブルのコースをわずかに変え、“4人連続股抜き”を実現させた。

　その間、わずか4秒という驚愕のプレーにスペイン紙「AS」の公式ツイッターが「股抜きの王。これを超える人を知っているか？」と綴ってプレー映像を紹介していた。

　米メディア「The18」も、映像上の抜かれた相手選手の部分に数字を振りながら、4連続の圧巻ぶりを取り上げている。

「股抜きは爽快だ。連続股抜きとなれば伝説もの。それが3連続なら前代未聞だ。4回？　それはハリウッドにとっては突飛すぎる」

　記事では、世界のエンターテインメントの中心であるハリウッドを引き合いに出し、“ショー”の本場の目から見ても、4連続股抜きは規格外だと言及している。

　これまで母国のモンテネグロだけでなく、コソボやクロアチア、中国など8カ国でプレーしてきたベチライだが、このワンプレーで一気にその名が世界に広がっている。

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