ペリシッチがアーセナルへの移籍を志願 インテルGM「彼の価値観も尊重する」
期限付きでの放出を望まないインテルへ、トランスファーリクエストを提出か
新たなウインガーの補強を目指すアーセナルは、インテルのクロアチア代表FWイバン・ペリシッチ獲得に動いている。買い取りオプション付きの期限付き移籍を打診したものの、完全移籍を望むインテルはこれを拒否。しかし、ペリシッチはクラブに移籍志願するという複雑な事態を迎えている。衛星放送「スカイ・スポーツ」イタリア版が報じている。
アーセナルを率いるウナイ・エメリ監督は、この冬の移籍マーケットでサイドプレーヤーとセンターバックの獲得を望んでいるという。そのなかでウインガーとして白羽の矢が立ったのがペリシッチだ。
ただし、エメリ監督はこの1月に選手を完全移籍で獲得する可能性を否定的に語っている。2022年6月末までインテルと契約を結ぶペリシッチに対しても、買い取りオプション付きの期限付き移籍を打診。ローン料440万ポンド(約6億3500万円)、買取額は3450万ポンド(約49億8000万円)とされている。
そしてインテルはこのオファーを拒否した。放出ならば完全移籍でと、アーセナルと考えが真っ向から対立している。インテルのルチアーノ・スパレッティ監督も「もし彼が欲しければそれなりの金額が必要だ。我々も彼を高く評価している」と語っている。
その一方で、今季18試合出場3得点のペリシッチは、クラブに移籍を志願しているとも言われている。インテルのジュゼッペ・マロッタGMが「ペリシッチはトランスファーリクエストを出した。だが、現在は彼に対するオファーはない。数日、待ってみよう」と明かしている。「我々も彼が納得するよう努めるが、彼の価値観も尊重する」と条件次第で移籍を容認する構えだ。
移籍マーケットが閉まるまで、残り3日。2月2日に30歳となるクロアチア代表アタッカーは、その日をどこで迎えることになるのか。
(FOOTBALL ZONE編集部)