堂安の“時間差PK”に見るVAR判定の盲点 運用ルールを巡る試行錯誤は続くか

ベトナム代表のパク・ハンソ監督【写真:ⒸAFC】
ベトナム代表のパク・ハンソ監督【写真:ⒸAFC】

ベトナム監督「将来VARはもっと上手く活用されていくと思う」

 もともとVARはロシア・ワールドカップで試験的に採用され、今大会でも運用は準々決勝以降という条件付きのレギュレーションだった。まだ試行錯誤の段階にあるのかもしれない。

 この点について、ベトナムのパク・ハンソ監督は「VARは技術的な問題を解決してくれるので導入はいいと思う。だが、グループステージの最初から使われていたら、もっと審判もいい判断を下すことができると思う。(PKの)判定は正しかったと思う。将来VARはもっと上手く活用されていくと思う」と“大人の対応”を見せた。

 果たして、懸念したような状況が訪れた時はどんなジャッジになるのか。「チコちゃん」に聞いたら、叱られるだろうか。

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六川 亨

1957年、東京都生まれ。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年に退社後はCALCIO2002、プレミアシップマガジン、サッカーズ、浦和レッズマガジンなどを創刊して編集長を務めた。その傍らフリーの記者としても活動し、W杯や五輪などを取材しつつ、「サッカー戦術ルネッサンス」(アスペクト社)、「ストライカー特別講座」、「7人の外国人監督と191のメッセージ」(いずれも東邦出版)などを刊行。W杯はロシア大会を含め7回取材。現在は雑誌やウェブなど様々な媒体に寄稿している。

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